本流と亜流を隔てる壁・・・つけめん銀四郎

2009年11月9日はベルリンの壁崩壊から20年の節目の日だったそうだ。

当時登校拒否大学生だった俺は、自分が生きている間に東西冷戦の象徴のようなその理不尽で不可思議な壁がまさか崩れようとは想像力の範疇を超えた出来事で、大変に驚いた。
この分だと南北朝鮮も早晩統一されちゃうかもしれないし、イデオロギーの対立もなくなって最高に平和な世界がきちゃうかも!
と思ったりした楽天的で世間知らずなハタチの頃の思い出。


さて、長時間拘束される事が確定的だった日曜日の休日出勤、しっかりと腹拵えをしてから臨もう!っということで、蒲田のつけめん屋「銀四郎」へ。
ここは海苔の御船に魚粉を浮かべるところまでパクった分かりやすいまでの六厘舎インスパイア系の店だ。

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並盛の緬で220g。以下中盛330g、大盛440g、特盛660gと続く。
ボリューム的には中盛で丁度良い。
しかし悩ましいことに中盛と大盛の値段が一緒なので、中盛だとなんとなく損をしたような気持ちになってしまうのは貧乏性なのかしら?
仕方なく辛つけめんの大盛とビールをオーダー。

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ビールがYEBISなのも、おつまみにメンマがついてくるのも嬉しい。
極太麺を提供する店のご多分に漏れずこの店もオーダーしてから出てくるまでに時間がかかる。昼食だろうと今から仕事だろうとビールは必須アイテムなのだ。

ちびちびやりながら待つ事10数分。

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まあ自業自得とは言え結構なボリュームだ。
汗だくになりながらなんとか完食した。


最低1時間は並ばなければありつけない六厘舎のつけめんと、いつ行ってもすぐに座れる銀四郎。

本流と亜流の明確な差は確かにある。
しかし本流と亜流を隔てる壁の高さは今、それほど高いとは言えないのかもしれない。

ヒマを持て余している時ならいざしらず、原則的に「時は金なり」
レベルの高い亜流は、人生における諸問題を効率的に解決してくれることもあるのだ。