予定外のスミイカ・・・11/7忠彦丸

金曜日は以前に勤めていた会社の同窓会があり、日曜日は休日出勤が入っていた。

そんな訳で土曜日は家でおとなしくしているつもりだったのだが、TWでバラシた(切られた)真鯛の悔しさがどうしても拭えなかった俺は、急遽金沢八景・忠彦丸の午後スミイカ船に乗ることにした。

この日は釣り歴四十余年を誇る弊社のアラカン・アングラー、ちょいワルH氏(62)が、釣り歴一年余りの弊社の釣り好きオヤジ、めちゃワルI氏(59)にシャコテンヤのスミイカ釣りを手ほどきするという。
そのアラカン2名の大人の休日にエギング・タックルを持ったアラフォーの俺(40)が混ぜてもらった格好だ。

左舷ミヨシから俺、ちょいワルH氏、めちゃワルI氏という我々の布陣、船は2隻出しだというのに左舷だけで10人という盛況ぶりだ。

ポイントは中の瀬周辺。風も弱く、天気も良く、久々の凪の海で絶好のコンディションだ!

しかし余りに大勢の客が乗っていた為にそこかしこでオマツリが頻発する事態、俺も隣のちょいワル氏と何度もオマツリしてしまったのだった。
更にちょいワル氏は反対側の右舷のアングラーとも何度もオマツリする不運に見舞われていた。気象条件は最高だけど、人的条件は最悪に近い。

イカのノリはポツポツといった感じ。全体的に渋めではあったのだが、途中からイカは何故かめちゃワル氏のテンヤを選んでノリ始めた。
これは不思議なことに思えた。
テンヤのアングラー達はエギのように色や形が違う訳ではなく誰もが同じシャコ餌を使っている。
その上キャストやしゃくりや誘い方は、ハタから見ていても初体験のめちゃワル氏よりも隣のちょいワル氏や周りのアングラーの方が遥かに上手い。
それにも関わらずイカはめちゃワル氏にばかり乗るのだから釣りは奥が深い。

しかも初体験のめちゃワル氏はスミイカの取り込み方を知らないものだから墨爆弾を何度も炸裂させてしまい、頭のてっぺんから足の先までスミまみれになっていたのだった。
それでも満面に笑みのめちゃワル氏、このように釣りとは(色んな意味で)汚れちまった大人を童心に戻す魔力がある。

船中トップを走っていためちゃワル氏だったが釣座の有利を活かして俺も後半猛追、めちゃワル氏と同じ本命7杯で終わった。
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先日は胴の間ながら船中二番手の16杯を釣り上げたちょいワル氏はこの日全く奮わず僅か1杯。上手い人が必ず釣るとは限らないのも釣りなのだ。

沖揚がりは4時15分。
非常にあっさりした釣りであった。

【釣果】
12時35分出船、16時15分沖上がり
スミイカ 7杯
(イイダコ1、ヒトデ1)

【タックル】
ロッド:マニアス・アオリスペシャル350
リール:スピードマスター201
ライン:PE2号、ハリス:フロロ3号

【ヒット・ルアー】
YO-ZURI マーブル・サクラダイ3号

【本日の総括】
通い慣れた八景であるが、船が変わると風景もまた変わって見える。

実釣時間僅か3時間強のあっさりした釣りだが、前回の野毛屋での釣果と同じ7杯釣れれば満足、イカも大型化しているので乗った瞬間にズシンとくる釣味も存分に味わうことができ、非常に楽しめた。

さ、次は前回捕り損ねた真鯛をゲットだ!
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今から捌きまーす!