嵐を呼ぶカワハギ・・・11/1巳之助丸

早いものでもう11月である。

以前、釣り歴四十余年を誇る弊社のアラカン釣師、ちょいワルH氏が「釣りをしていると1年が早くて」というようなことを言っていた。

いわく、春には春の、夏には夏の、秋には秋の、冬には冬のターゲットがあり、「お、もうこの釣りが始まる時期か」なんて思ってるとあっという間に1年が過ぎてしまう、と。

沖釣りを初めて間もなく1年になる俺は、ようやくその事を実感できた。
俺が初めてキモパンのカワハギを釣ってから、もう1年になるのだ。


さてこの日、件のちょいワルH氏とその仲間が中心となって緩く活動をしているサークルがカワハギ船を仕立てるというので俺とDDVセンパイ、そして野毛屋エビタイ船に俺とDDVセンパイが並んで乗った日に偶然にも俺のトイメンのフグ船に鎮座していたことで余りにも有名な弊社のハヤオ・ミヤザキことめちゃワルオヤジI氏の3人も誘われたのだった。

この日幹事を務めていたのはちょいワル氏の元部下だったKさん。俺が生まれて初めて野毛屋のアオリ船に乗った際の同船者であり、俺の生まれて初めてのアオリをタモで取り込んでくれた方である。(詳細はコチラ)

総勢17名が乗り込んだ仕立船、左舷ミヨシに幹事のKさん、そして一人おいて俺、DDVセンパイ、めちゃワルI氏、ちょいワルH氏と並ぶ。

仕立船とは言え知らない顔が殆どだから乗合船と大して雰囲気は変わらないだろうと思っていたのだが、やはり仕立には仕立の独特の雰囲気がある。

あとは釣れれば問題なかったのだが・・・。

・・・。

・・・・・・。


南西の強風、10m超。

もうお約束のようなものだけど、外房大原に嵐を呼んだ俺、DDVセンパイ、ちょいワル氏の魔のゴールデン・トライアングルがまたしても東京湾に嵐を呼び込んだのだった!

船頭は剣崎行きを諦め、港から程近い久里浜~鴨居間の浅場での拾い釣りに終日徹したのだった。

船は激しく揺れ続け、船酔いしてリバースしちゃう参加者も出てきたけど、外房のタフな海で鍛えられて一皮剥けた俺とDDVセンパイは弁当を貪り喰いながらタタイてタルマセてキキアゲてを繰り返した。

外道の猛攻に苦しめられても、本命のアタリを乗せられなくても、俺とDDVセンパイの心が折れることはなかった。

それでも釣れなかった。

釣れなかった・・・。

釣れなかった・・・・・・。

釣れなかった・・・・・・・・・。

【釣果】
8時出船、14時沖あがり
カワハギ3枚 (外道多数)


【タックル】
ロッド:TRANSEAカワハギ175タタキH
リール:カルカッタ・コンクエスト301F
ライン:PE1号


【本日の総括】
難しいですな~、カワハギ釣りは!

結局俺は3枚、DDVセンパイも3枚という貧果に終わった。
しかしカワハギをメイン・ターゲットにしているめちゃワルI氏も釣り歴四十余年を誇るちょいワルH氏も冴えない釣果、頭でも10枚という激渋の中で型を見ただけ良しとしよう。

さて、本当は実家で家族に旨いハギチリ鍋を振る舞う計画を立てていたのだが、3枚のカワハギではいかんともしがたい。

ん?
DDVセンパイの獲物も3枚だ。

・・・。

急遽予定変更、我が家から50kmも離れたDDV家でカワハギ・パーティーなどいかがでしょう!

奥様も快く迎えてくれ、俺はカワハギの捌き方と料理を偉そうにもレクチャー、料理が趣味のDDV夫妻の面前で恥ずかしげもなくレクチャーしちゃいましたよ!

まあ料理と言っても刺身と鍋なんだけど・・・。

イメージ 1


豪快に肝をタタイて薄造り肝醤油。

鍋は写真撮り損ねちまった。

若干ダシの効きが甘かったけど、久々のカワハギはやはり旨かった。

DDVセンパイもすっかりカワハギの釣りと味にハマったようだ。

次回はお互いツ抜けして、それぞれの家族に旨い料理を振る舞えるといいのだけれど・・・。