恐れていた事態・・・鵜の木とんでんかん

このように我がラーメン・ライフにおいて重要な地位を占める長浜ラーメンの名店、鵜の木とんでんかん。

ひっそりと営む隠れた名店であったはずの同店が、何故だかYAHOO!の人気ラーメン店ランキングで一時期東京部門の第1位に踊り出たことで人気と認知度が急上昇したようで、先日会社帰りに寄ってみたらなんと5~6人の行列(と呼ぶにはいささか短いが)が出来ていた!

恐るべし、YAHOO!の広告力…。

インターネットがこれだけ力を持つと、紙媒体のパワーが相対的に落ちるのは必然と言えよう。なにしろ情報の速度と量が圧倒的に違うのだ。
新聞不況や出版不況も頷けるのであるし、昨今の放送業界の不況も、企業業績悪化に伴う広告収入の現象だけが原因なのではなく、メディアとしての優位性が徐々に低下している証左なのかもしれない。

まあもっともメディアという既得権に胡座をかき、やたら調子に乗った輩も少なくないこの業界、恐らくは初めて抱くであろう危機感は良い薬になるのかもしれないが…。

などと考え事をしていたら程なく俺の順番がまわってきた。
しかし今までに一度も並ぶことの無かった店に並んで入店する気持ちは複雑だ。

さて、前回訪店時にオーダーすべきか否かで悩んだ末にスルーした新メニューのつけ麺を注文、更に生ビールとおつまみもやしを加える。

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ここの生ビールも冷凍庫ジョッキ。そしてサーバーの手入れもマメに行っていると思われ、雑味が全くなくて旨い!

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つけ麺中盛。つけ汁はラーメンのスープと全く一緒か?

しかしまるで蕎麦のように灰色がかったやや太い麺はつけ麺専用だ。

うん、これはこれで旨いしボリュームもある。
しかし極細麺と濃厚豚骨スープの博多ラーメン特有の黄金のマリアージュと比べると、やはり劣ると言わざるを得ない。

たかがラーメンと言えど立派な食文化。
歴史と伝統の重みというか、長い年月をかけて熟成された完成度には敵いませんな。

という訳で次からは迷うことなくラーメンをオーダーしようと思ったのだが、この混雑が一過性のものなのか、この先ずっと続くのかは全くわからないのであった。

危うし、マイ・ラーメン・ライフ・ポートフォリオ