腕は悪くとも素材が良ければ旨いのだ。

さて、2枚も釣っちゃうと流石に食べきれないのである。

実家に電話して「鯛いる?」と尋ねると、「いるいる!」と喜々とした年老いた母親の反応。
以前キャプテン勇治におすそ分けしてもらった0.8kgの真鯛をあげたら、非常に感謝されたのだ。

で、大きい方の2.8kgの獲物を置いてきたのだが…、
「何この魚・・・?」
とドン引きの母親。
何って真鯛ですけど…。
確かに魚屋でも売ってないよなあ、こんなの。真鯛がここまで大きくなる魚だとは俺も釣りを始めるまで知らなかったし…。
DDVセンパイの4.2kgなんか持って来たら卒倒されそうだ。


さて、家に帰ってタックルのケアを終えると、早速捌きに取り掛かる。

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ウロコが飛び散らないように、大きなゴミ袋に入れてウロコ落とし。
これは釣り歴四十余年、弊社が誇るアラカン・アングラー・ちょいワルH氏に教わった技。


三枚下ろしも慣れてきた。
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柵の1/4を使って松皮造りを。

カブトは半分煮付けにして、残る半分は中骨と一緒に潮汁にする。

完成!
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…旨いなあ。
ビールにも焼酎にもホッピーにも合う!

〆に潮汁飲んでご馳走様!
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こちらは料理が趣味のDDV家の食卓。
奥さんもこんな巨大な真鯛を捌くの初めてで苦労したそうだが、流石、旨そうに料理しますなあ。


翌日は一晩寝かせた昆布ジメと、タイシャブで余韻に浸る。
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刺身とまた違った旨味の昆布ジメと、プリプリのタイシャブ。至福である。
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こちらはDDV家の二日目メニュー、鯛飯。いや~、これも旨そうだ!

ひとたび掛かれば最高の釣味、そして綺麗な魚体。食味も良くレシピも豊富だが、なかなか釣れない魚、真鯛

沖釣り師にとって特別なターゲットと言われる所以もわかる気がする。


野毛屋のエビタイ船も残りわずかシーズン終了までにもう一枚釣りたいなあ・・・。