坂道コロコロ・・・ラーメン新橋店

出張weekに一時的に戻った東京。

しかし時差ぼけ状態だった俺は会社のルールに則って昼からの出社とさせて頂き、いつもよりゆっくり家を出ると通勤途中の新橋駅で途中下車、釣具店としては比較的早起きな上州屋新橋駅前店に寄って5号のハリスを購入したのだった。
なにしろ今のうちに買っておかないと、週末の釣行に間に合わない過密スケジュールなのだ、今週の俺は。

買い物を済ませると朝昼兼用の食事を!という訳でやって来たのは・・・

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店名が異なろうとも、黄色い看板がその方向性を雄弁に物語る“ラーメン新橋店”だ!

昔は“ラーメン二郎新橋店”だったらしいのだが、どういう経緯かは知らないけど、いつの間にやら店名から“二郎”の文字が取れてしまったらしい。

しかしラーメンという名のラーメン店というのもシュールで斬新なネーミングだなあ・・・。

開店直後の店に飛び込み、ラーメン豚入りの食券を購入。

俺の食券を見た店員が「小」と厨房に通していたのは二郎時代の名残でしょう。
名前を変えても魂は変えられない。

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トッピングは野菜。出勤前なのでニンニクは自主規制せざるを得なかった。
やはりあらゆる意味で朝食には向かない食事だ。

野菜はもやしのみ。そして麺が細くて柔らかめ。あくまでも二郎系にしては、ということだが・・・。
後から入って来たお客さんが「麺固め!」とオーダーしていたので、再訪の機会あれば俺もそうしたいところ。
まあ味としては及第点。わざわざ来るほどの価値はなくても、なにかのついでに寄るには充分過ぎるクオリティだ。

印象的だったのは俺の隣に座っていた仕事をリタイヤしたと見受けられる初老の紳士。

「○○さん、久し振りだね!」
と店員に声を掛けられると、
「しばらく旅行に行ってたんだけど、ここのラーメン食べたくて禁断症状が・・・」
なんて言ってる。
しかもリタイヤ人の特権、朝からニンニクマシマシだ!二郎中毒の奥深さを再認識すると同時に、元気に朝から二郎(系)をかきこむ老人というのも、カッコイイ老いのカタチだなあと思った。
何故なら二郎を美味しく食べる為には心身と内臓が共に相当に健康でなくてはならないからだ。
…果たして20年後の俺は美味しくラーメンを食べることが出来ているのかな?

衰えゆく自分とどう向き合うか?というのは40を越えた俺にとって今最も大事なテーマのひとつである。

その答えを見つける為にも、俺は船に乗り続けなくてはならないのだ。