勝馬の尻

都営新宿線小川町で仕事を終えた俺。
駅に向かうべくフラフラと歩いていると、気になる店を発見!博多に本店があるというラーメン店、「暖暮」だ!
店の入口に掲示されていた貼紙を見ると、地元テレビ局の人気ラーメン店ランキングで1位を獲得したこともあるらしい。これは正統派博多ラーメンと奇跡の邂逅か!?期待に胸を膨らませて暖簾をくぐった。

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ラーメン、700円也。

しかし運ばれてきたラーメンの丼中央に鎮座する赤い唐辛子タレを見てがっかり。正統派長浜ラーメンかと思いきや、一蘭インスパイア系の店だったとは!これじゃ東京生まれの一蘭インスパイア系「康竜」と変わらないじゃないか!

味もある意味予想通り。非常にマイルドなスープで、食べ易く、普通に美味しい。
・・・。
でもね、俺に言わせりゃ“おきに行った味”だ!

一蘭こそが正統的博多ラーメンの味と思っている輩は実際俺の周りにも多いけど、一蘭は博多ラーメンの異端児的存在。でも観光名所的に有名になってしまったことで、あのスタイルを模倣する動きが活発になってしまったのだろう。
博多ラーメンは唐辛子タレなど不要だし(美味しいことは美味しいんだけど、一蘭があれば十分だ)、もっと臭くて濃くて極端な味じゃなくちゃ!

しかし冷静に考えてみれば豚骨に免疫のない東京人が、そのような極端な味を好むのか非常に疑問な訳で、商売を考えたらリスクを冒さずおきに行くことはとても大事な事かもしれない。

しかし平均点や優等生や最大公約数なんてウンコだ!
ラーメンも船長も極端な方を俺は愛する。