乗り遅れた!・・・5/24飯岡丸
小見山丸で2戦2敗。
…。
で天気予報は悪いながらも大潮のこの日、時期的に考えてもしかしたらこれがラスト・チャンスかもしれない!
という訳で俺はアオリ・ハンターのDDVセンパイを誘い、鎌倉腰越港の飯岡丸へと向かった。
という訳で俺はアオリ・ハンターのDDVセンパイを誘い、鎌倉腰越港の飯岡丸へと向かった。
悪天候が影響してか、客は我々を含めて4名。両ミヨシと両トモにきっちり4人入った格好だ。
左舷トモに俺、右舷トモにDDVセンパイという我々の釣座。
初めての船なのに、何か既視感が、それもあまり良くない感じの既視感を感じる。
…。
初めての船なのに、何か既視感が、それもあまり良くない感じの既視感を感じる。
…。
ソウダ!前回小見山丸でボウズを喰らった時と同じ釣座じゃないか!
ってやばい、いきなり気持ちで負けてどうする!
しかしダテに40年も生きていない俺、この嫌な予感はある意味的中することとなった…。
しかしダテに40年も生きていない俺、この嫌な予感はある意味的中することとなった…。
定時に出船、ポイントまでは10分ほどの近さだ。
最初のポイントに到着すると同時に雨が降ってきた。同船者の皆さんは知る由もないだろうが、これはこの船の両ミヨシに厄年の男達が乗っていることに起因する。所謂“厄年のツインパワー”ってヤツだ。しかも季節外れの北風が徐々に強まり、果ては断続的にスコールのような大雨まで。
『へっ、どうせ釣れねえよ。』俺の中に潜む悪魔が囁く。
俺は邪念を振り払うかのように集中してしゃくり続けた。
俺は邪念を振り払うかのように集中してしゃくり続けた。
最初の流しで左舷ミヨシがいきなり2連荘!(クソー、ミヨシ陣取れば良かった。)
暫くおいて右舷ミヨシ、次いで胴の間で操船の片手間にショート・ロッドを操っていた船長までも本命を乗せ、あっという間にボウズは両トモの厄男達だけに…。
「…。」(厄年のせいかな…?)
「…。」(厄年のせいでしょ…。)
「…。」(厄年のせいでしょ…。)
無言で交錯する我々の視線が会話をする。
しかし、
ズン!
ズドーン!
ドス~ン!
ズン!
ズドーン!
ドス~ン!
なんとDDVセンパイ、怒涛の3連続キャッチで一気に竿頭に躍り出た!
「いや~、すごいっすねえ~!」
…と絶賛するものの、俺の顔は強張る。
…と絶賛するものの、俺の顔は強張る。
DDVの3杯目は2キロ近くありそうな良型、そして両ミヨシのアングラーもポツポツ乗せ続けており、俺だけが、この俺様だけが完全に乗り遅れてしまったのだ!
自分ひとりだけ釣れていない…。
この精神的重圧に、俺の内臓が悲鳴を上げた。
ポイントの移動中にコンビニのおにぎりを一気食いした直後、胃がケイレンを起こしたかのように激しく痛み始めたのだ!
『ボクもう帰りたい!』
男子たるもの決して口にしてはならない弱気なセリフが脳内を渦巻く。シャクリから着合いが抜け、キャプテン勇治に見られたら叱られそうなマッタリとした動きになっていたら…
ズン! 「キタ~~~~~~!」
小型ではあったがようやく本命が乗りボウズ脱出!俺は心の底からホッとした。
プレッシャーから解放されても胃の痛みは和らぐことなく、仁王立ちでしゃくり続けることを美徳としているこの俺が、座りながら弱々しくしゃくる大悲惨。
その後2杯乗ったのに連続してバラシてしまい…。
【釣果】
6時出船、13時沖上がり
6時出船、13時沖上がり