堕ちた聖地(後編)・・・5/2鹿島槍ガーデン

5月2日土曜日。
誰が何と言ってもGWど真ん中だ。

前日平日ながら大混雑した鹿島槍ガーデン、この日はそれ以上に混むことは必至で急に空くなんてことは有り得ないことがわかりきっていた。

だから俺は早朝からノンビリと温泉に浸かり、我々はガッツリと旅館の朝食を摂り、大人の余裕をかましつつ朝マズメのプライム・タイムを軽くスルーした。

状況の改善は望めないどころか悪化が必至、横這いならば儲けもん!という前提条件を受け入れざるを得ないなら、俺達にとって最優先すべきは大人の余裕しかなかったのでゴザイマス。

・・・。

やっぱり・・・。

8時前に鹿島槍ガーデンに到着した我々は嘆息を漏らした。
予想していたとは言え、現実を目の当たりにすると厳しい。
駐車場には前日を上回る大量の車、池を取り囲む大量の人間、そして大量というより夥しい数のユスリカ。

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そして予想通り釣れない。


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予想通りたまに釣れても俺が求めるサイズの魚とは程遠い。

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そしてこんなイワシサイズも。

いくら粘っても俺が期待した魚には出会えそうもない。

ドリンクを買いに行きがてら、対岸で釣りをしていた友人(仮にA君)に話を聞くも、社長がペレットまくまで全く釣れなかったそうでテンションは激低だ。

…。

そして俺達が出した結論は「これ以上の長居は無用」ということだった。

我々は2時過ぎに早々と納竿すると、人ごみと虫の群れから逃げるように鹿島槍を後にした。

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これがこの日の最後の獲物。厳しいなあ…。

5月2日の上り線。渋滞と無縁で高速一律1000円の恩恵に預かったことがせめてもの慰めか。

魚類にうんざりしていた我々は、帰京すると地元の焼肉店で牛の肉をたらふく貪り喰った。そして肉を焼きながら今後の釣り人生について語り合った。
……我々の頭にはもはや淡水は無く、海釣りについての戦略を練り続けたのだった…。


【釣果】
8:00~14:00
4尾(ニジマス1、ブラウン3)


【タックル】
ロッド:レスターファイン X-STREAM 63SUL
リール:05TWIN POWER 1000PGS
ライン:GT-Rトラウト・ゴールド 4lb


【ヒット・ルアー】
オリエン4g(消人肌)、NOA2.6(赤金)、BUX2.5(赤)


【本日の総括】
不可抗力。
混雑も、大量の虫の発生も、花粉の飛散も努力では解消出来ない訳で、悪条件の中でも楽しく釣れるような忍耐力と集中力が我々に欠けていたことが一番の敗因だと言えよう。

とは言え今回の鹿島槍は本来の姿とは程遠かった訳で、然るべき時に再訪してキッチリと落とし前をつけねばなるまい。

次はいつ行けるかな・・・。