折れかけた心が完全に折れた日…4/5小見山丸

ううう、アオリイカの刺身が食いたい!

しかし野毛屋でのリベンジ釣行を目論んでいた4月5日は全船臨時休業のバッド・ニュース。

それでもどうしてもアオリを釣りたかった俺は、インターネットを駆使してアオリ船を出している近場の船宿を探した。

そして見つけたのが横須賀長井港の小見山丸。最近の釣果も悪くないし、なかなか良型も上がっている模様。なにより同じ三浦半島でも相模湾に面した長井港、未知の相模湾アオリと対峙するっていうのも悪くない。
という訳で同じく最近アオリにはまっているDDVセンパイを誘っていざ出撃!

野毛屋の船より一回り小さい第八小見山丸。しかし釣り客は7人なのでゆったり。
船上でノンビリとタックルを準備し、DDVとマッタリ語らっていたら、7時出船のはずが6時40分に船は港を出た。しかもポイントまでは約10分の近さ!

陸にいる時には気がつかなかったが、沖に出てみれば北風が強くウネリが酷い。
まあこの程度のウネリにはすっかり慣れましたが、北風に含まれる花粉が気になる訳です。(果たしてその夜大変な事になった)
とにもかくにも船長の指示タナを合図に実釣開始!

開始早々、“ズドン!”「キタ~~~!」二週間ぶりに感じるイカの感触、しかも竿はフルベンド、リールのハンドルもスゲエ重いぞ!しかし僅か2~3m巻いたところで“フッ・・・”突如消える重み。バレタ・・・。
回収したエギをみると目の脇、随分変な位置にイカにかじられた跡がある。どうもイカが横からエギに抱き着いた為に針掛かりしなかったようだ。でも活性は悪くないみたいだし、釣り方も間違っていなさそう。キャプテン翼じゃなかった勇治直伝の俺のシャクリがどこでも通用するところを見せ付けてやるぜ!

…。

と思ったのだが…。

…。

「なんだか今日いけそうな気がする~!」と吟じてみたのだが…。


ダメだ、ここから先を書く気力がない…。

以上。

【釣果】
6時40分出船、13時50分沖上がり


【タックル】
ロッド:マニアス・アオリスペシャル350
リール:カルカッタ・コンクエスト301F
ライン:PE1.5号、ハリス:フロロ6号


【本日の総括】
そうです。その通りです。
まさかまさかの2週連続ボウズ。早起きし、高速を爆走し、高い乗船料を払い、その揚句に連続ボウズ。冷ややかな家族の目も、美味いアオリを食わせることで交わしてきたというのに、シーズン末期になっての連続ボウズ。オマケにDDVセンパイもボウズ街道に付き合ってくれちゃって持ち帰りなし。船中7人の釣果は3,1,1,1,0,0,0。前日は4人で25杯上がったそうだが、一転して激渋になってしまった。
ううう、精神的にもつらいけど、重くのしかかかるのが乗船料。痛い。痛すぎるぜ。麻生内閣も景気浮揚と弱者救済対策に、“ボウズのアングラーは次回乗船料金半額法案”でも打ち出してもらいたいもんだよ、マッタク!

沖上がりが2時と早かったのだが、お互い車じゃDDVと反省会(という名の酒盛り)を開催するわけにもいかない。DDVとは駐車場で別れたが、真っ直ぐ帰りたくなかった俺は地元の温泉スパで汗を流し、汚れと共に嫌な気分を洗い流した。
そして地元のスーパーでイカそうめんとその他食材を買い込むと6時前から自棄酒を呷り(くそ、“呷り”なんて単語使ったからアオリ思い出しちまったじゃないか!)、早々に泥酔してベッド昏倒したのだった。
前の週のストレスのリセットもままならないまま月曜から戦地に赴かなければならない俺にとって出来ることは、もはや寝ることしか残されていなかったのだ。