風吹かば 花粉舞うなり 春の池 …2/13すそのフィッシングパーク

悪夢のような釣行から中一日。俺は会社を休んでお祓いに行った。

というのは嘘であるが、休みを取ったのは事実。本職(?)のトラウトとガチで勝負して嫌な気分を払拭しようという目論見なのだが、果たして・・・。

しかし気になるのが天気予報。この日は西日本から関東にかけての広い範囲で春一番が吹き荒れ、更に気温も上がる為花粉も大量飛散するという。
まず風が強いということで、普段から風が吹いてる開成は暴風で釣りにならないと判断し却下。となると目指すはすそのフィッシングパークだ!

医者に処方してもらった眠くなりにくいという抗ヒスタミン剤を服用し、マスク・目薬・点鼻薬という三種の神器を携え出発。
途中の駒門PAでのんびり肉玉そばなどを食していたら、8時のオープンに若干遅れての到着となってしまった。

この時点では風は殆ど吹いていなかったのだが、道中御殿場の手前の標高が高いところでは既に強風が吹いており、強風も花粉も苦手な俺としては大事をとって5時間券を購入。5時間経過した時点で物足りなさを感じるようなら延長すれば済むだけのことよ。

下池に入ると先行者は6人。とりあえず無人の工場側に釣座を構えて実釣開始!
まずはパイロット・スプーンのNOA2.6サンスイ・オリカラで様子を探る。時折チェイスは見られるものの、バイトには至らず朝一とはいえ活性はあまり高くないようだ。

サイズを変えながら地味系ルアーをローテーションしていく。時折ショート・バイトはあるもののフッキングまでは至らない。周りを見渡すと他のアングラー達連発はしていないものの一様にポツリポツリと釣れており、段々と焦ってきた。
そして30分以上経過した頃、ようやく初ヒット!しかし掛けたはいいけどファイトを楽しむどころかなんの抵抗もなく簡単に寄って来る魚。
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釣れたのは拒食症系激ヤセブラウンだった・・・。

暴走系トラウトこそがすそのの真骨頂のはずだが、前回といい、なんか普通の魚が増えてないか?

そしてその直後、リールにアタリを感知してアワセを入れると“ドンッ!ジジジジ!”久々にドラグがフル稼動、ダイワのリールの下品な音とは異なり上品で控えめなドラグ音を奏でる俺のツインパワー、そして暴走・ヘッドシェイク・ジャンプを繰り返すTHIS IS THE SUSONO-RAINBOW!
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サイズはこんなでもグッド・ファイター、俺は忘れかけていた管釣りの醍醐味を思い出した。

次に掛けた魚も文句なしにすそのの魚だ!
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「キタキタキタキタキタア~~~~~~!」

管釣り、最高。
すその、最高。

俺は折からの目の痒みも忘れ、テンションが急上昇。さあ、ガツガツ行くぜ!と思ったのだが・・・。

放流はないのに活性は上向きのようで、周りのアングラーはコンスタントに魚を掛け始めた。
でも俺だけ釣れない。

そうだ、前回はオリエンの黒が良かったんだ!

で、早速使うも全く釣れない。

よし、プラグを使ってみよう!

それでも釣れない。

くそ!そしたら奥の手、ペレスプの投入だあああ!

・・・。

それでも釣れないじゃねえか!!!

途中放流もあり、俺を除くアングラーは安定して魚を釣り上げていたのだが、俺だけが、この俺だけが全く釣れないという地獄のような状態が続いたのだった!たまに掛けてもバレる、大物が掛かったら杭の裏に回り込まれてラインが切れる、とにかく俺だけが、しかもいつも以上にアレコレ試しているのにも関わらず全く釣れないのだ!

結局次の獲物を釣り上げるまでに実に2時間も要してしまった!

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苦労してやっと釣った獲物だというのに小型。

5時間券だから終了時刻は目前。でも苦戦は続く。
困り果てた俺は、もう一度パイロット・スプーンのNOA2.6サンスイ・オリカラに戻して探り直す。すると・・・

12:34
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12:44
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朝一は不発だったこの基本ルアーに良型が連発。俺はますます深い混迷に陥いる羽目になったのだがここでタイムオーバー。

風はどんどん強まり目の痒さも限界に達した為、非常に不本意かつ消化不良ながら延長はせずにここで納竿とした。


【釣果】
8:15~13:00
6尾(ニジマス4、ブラウン2)

【タックル】
ロッド:TAPER&SHAPE GAAS-66XULT
リール:TWINPOWER 1000PGS
ライン:GT-R トラウト・ゴールド4lb

【ヒット・ルアー】
NOA2.6(サンスイ・オリカラ、蛍光ピンク)、鱒玄人2.0ラッシュ・クロゴキ、鱒玄人2.9勝利ブラウン

【本日の総括】
『だって目が痒かったんだもん!』という言い訳も成立しない、とにかく惨敗といえよう。
5時間で6尾という数の問題ではない。“俺だけが釣れていなかった”という屈辱、これに尽きる!
エリア・フィッシングはテクニックもルアーも日進月歩とは言え、俺が海釣りにうつつを抜かしていたこの1~2ヶ月の間に一気に俺のタックルが時代遅れになったというのだろうか、いや否!

次回釣行の予定も立てたし、次は納得の釣果を出したい。

…。そろそろ長野県大町市のあの釣り場が恋しくなってきたな~。