釣り強化週間二日目・・・1/23野毛屋

早朝4時30分に目覚めると、土砂降りの雨だった。天気予報によれば朝のうちに雨は止むというが、果たして船は出るのだろうか?

念の為管釣りタックルも用意、そして家を出る前に出船の確認の電話を入れる。
電話に出た女性いわく、雨は止む予報だから天候的には大丈夫だと思うけど、果たして客が来るのだろうか?とのこと。

船が出なかった場合を想定し、俺はエギングと管釣り双方のタックルを詰め、5時30分過ぎに出発。

そして横浜横須賀道路に乗ってしまうと取り返しがつかないので保土ヶ谷PAで再度確認の電話を入れる。すると今度は男性が出て、出船の最終判断は船長だけど、雨は止んできてるし既に客も何人かきているから大丈夫でしょうとのこと。安心して金沢八景方面へ車を走らせる。

野毛屋に到着すると先行客は4人。よって四隅のミヨシとトモには入れず、俺は右舷ミヨシ二番手を確保。タックルの準備を済ませ出船を待つ間に雨は完全に止んだ。

定刻5分遅れの7時20分に出船。客は総勢7名で、胴の間とは言えこの人数に潮回りは大潮。今日こそ爆釣が期待できる!

最初のポイントで右舷トモにマルイカが、そして次のポイントで左舷トモにアオリが乗ったがいずれも単発。左舷の胴の間では船長自らもロング・ロッドを振り回しているのだが全く乗らない。
・・・。
やはり爆釣は夢のまた夢、現実は厳しい。

11時過ぎ、船長が「潮が変わったからこれからは前の方から乗ってくるよ」とミヨシ二番手の俺には嬉しい予言をのたまう。そこで俺は前回実績のあるエギ、YO-ZURIのマーブル・サクラダイをチョイスして来るべきイカの猛攻に備えた。

しかし、左右両ミヨシのアングラーにはポツポツとスミイカが乗り始めたものの、俺の竿は沈黙したままだ。

「・・・。」

何も起こらないまま正午を迎えた。気分転換にメシでも食おうかなと思ったが、メシを食ってる間に千載一遇のチャンスを逃してしまう可能性だって多分にある訳で、とにかく一杯釣り上げるまでは中断しないことに決めた。ボウズなら昼飯抜きってことだけど、それぐらいの覚悟がなきゃ釣れるものも釣れないぜ!

その直後だった。竿をシャクルと若干の違和感を感じた。
『?』
しかし竿を上方に煽ってもイカが乗っている気配はない。そしてもう一度しゃくると同じような違和感をまた感じる。海藻でも引っ掛かったかな?と思いながらもう一度シャクルと“ズンッ!”「ノッタ~~~~~~~~~!」
竿は根元からフルベンド、この重み、このしなりは間違いなくアオリイカ、しかも良型に違いない!
釣り上げてみれば、アオリではあったけど型は普通。しかし昨年大晦日以来の本命の姿を拝めて大満足だ!

そして・・・

イメージ 1

帰港する第一忠丸からの眺め。午後から晴れるという予報は外れ、一日中どんよりしていた。


【釣果】
7時20分出船、16時沖あがり
アオリイカ1ハイ、スミイカ1ハイ、マルイカ1ハイ


【タックル】
ロッド:マニアス・アオリスペシャル350
リール:カルカッタ・コンクエスト301F
ライン:PE1.5号、ハリス:フロロ6号


【ヒットルアー】
ヤマシタ ピンク/ニジ 4.0
ヨーヅリ ピンクサクラダイ4.0


【本日の総括】
“アタリはない。乗るか乗らないかしかない。”と初めてこの釣りに挑んだ時に同行のチョイワル・アングラーH氏から教わったのだが、今日感じた違和感、アレは果たしてイカのアタリではなかったのだろうか?

さて、船長が2ハイのアオリを乗せたにも関わらず船中15ハイ。状況的にはもう少しは釣れるかなと思っていたのだが、厳しい釣果と言えよう。
しかし全体的に厳しいと見ると、船長は今日も沖あがり時間を無視し延長戦を実施、そのおかげで俺は3時過ぎにマルイカを上げることに成功、本命を釣ったうえにトータル3ハイのイカを持ち帰れたのだから良しとしたい。
いつもながらここの船長の“客に釣らせたい”という思いの強さには敬服する他無い。最後まで釣れなかった客には何度も隣りに来てアドバイスを送っていたし。


スミイカとマルイカは実家にプレゼントし、今回はアオリのみ持ち帰り。
イメージ 2

         アオリ只今解体中

そしてゲソとエンペラは湯引きしてポン酢&柚子こしょうで、身と肝は刺身でいただいた。
イメージ 3

         これがアオリイカのフルコースだ!

いやいや、本当に旨かった!
アオリイカはシーズン終盤戦に入りつつあるようだが、昨年末に初めてこの釣りを体験した俺にとってはまだまだ序盤戦。
ドンドン行きますよ、