管釣り引退の危機…1/22すそのフィッシングパーク

俺が勤める会社には、永年勤続の特別休暇という制度がある。
俺が現在権利を保有している勤続10年休暇5日間なるものが来月で消滅してしまう。
しかし、夫婦共働きではなかなか家族旅行に行くわけにもいかず、さりとてもうすぐ40になろうという男に、一緒に遊びに行くような友人などいるはずもない。
以前から興味のあったアンコールワットにでも一人でぶらっと行ってみようかなともガイドブック見ながら考えていたのだが、不穏な国際情勢にインドネシアの大地震が加わり、なんとなく“旅に出よう!”という気分にならない。気が乗らない旅行先で嫌な事(腹をこわす、風邪をひく、モノをなくす盗まれる、etc.)でも起きようものなら『ああああ、やっぱり来なければ良かった』と思うに違いない。
そんなこんなで煮え切らないでいたら、権利行使期限が目前に迫ってきてしまった!

追い詰められた俺に浮かぶプランといえば、やはり釣りしかない!

というわけで、俺は3日連続の怒涛の釣りプランを策定し、それを実行したのだった。

まず初日、俺は開成FSで管釣り初めを!というわけで5時に目覚ましをかけたのだが、起きてみれば激しい雨が・・・。思いもよらぬ自然からの先制パンチを浴び、いきなり出鼻をくじかれた格好だ。テレビをつけて天気予報を確認すれば午後には一旦雨はあがるとのこと。で、作戦変更!午後一からの釣行に。
そして道路混雑を考慮し10時過ぎに大雨の中家を出た。東名に乗ると天気予報通りに雨は徐々に弱まってきた。心配した道路混雑もなく、ちょっと早過ぎるくらいだ。と、ここで閃いた!だったら久々にすそのに行ってしまおう!
そんなわけで大井松田ICをスルー、そして駒門PAで恒例の肉玉そばを食し12時丁度にすそのに到着。久々にセッティングするスピニング・タックルに若干の違和感を覚え、なんとなく先行きに不安を感じないでもないが、受付で5時間券を購入して下池へ。

雨は完全に止んでいたが、釣り人の出足は鈍く、先行者は僅かに三人!平日でもいつも賑わっているイメージのすそのからは考えられないことだ。

俺は無人の工場側に釣座を構え、池を見渡す。魚影はいつものように濃い。そして真冬にも関わらず魚はボトムに溜まることなくむしろ浮き気味の様子で、温度の安定した地下水を利用しているすそのならではの現象だろう。これなら活性も悪くないはず。

まずはパイロット・スプーンのNOA2.6サンスイ・オリカラからスタートして様子を探る。フッキングには至らないものの、チェイスは頻繁に見られる。これならすぐに釣れるだろうとタカをくくっていたのだが・・・。
乗らない!いや、乗せられない!即アワセ厳禁のカワハギ釣りを経験したことが影響しているのだろうか?明確なバイトがあるのに、フッキングに至らない、もしくはフッキングしてもすぐバレてしまう。WHY?WHY?
そして何度目かのアタリをようやく乗せることに成功!とおもったらラインのノ
ットがすっぽ抜けてしまったのだった・・・。
はああ、もう一度村田基のDVDを見て基礎から学習した方が良さそうだねえ・・・。

スナップをしっかりと結び直し、予備でもう一個持っていたNOA2.6サンスイ・オリカラをセット。
実に開始して1時間後、ようやく本日の1尾目をキャッチ!俺以外の釣り客はポツポツ釣っていただけに本当にキツかった~。
極々普通のニジマスであったが、丁寧にフックを外し、魚の回復を待ってからリリース。嬉しいというより正直ホッとした。
さあ釣り再開!と思ったが、ん?なんか忘れてるような気がするが・・・。写真だ!船の上では防水防寒ウエアを着ていて携帯取り出すのが面倒だから基本的に獲物の写真を撮っていなかったので、無意識にその癖が・・・。

まあいい。ガンガン釣って他の魚の写真を沢山撮ればいい。気を取り直して再開!

そしてそれからはポツポツと釣れ続けた。
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今日のアタリルアーは何故かオリエン4gの消ブラック。日中に黒いルアーがハマった経験は今までになかったように思うのだが、とにかく自分としては意外なルアーが活躍した。しかも黒ならなんでも良かった訳ではなく、アルフ2.7の黒には魚達は見向きもしないのだから本当に管釣りは奥が深い。

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俺は大満足で17時に納竿した。


【釣果】
12:15~17:00
15尾(ニジマス3、ブラウン3、ブルック2)

【タックル】
ロッド:TAPER&SHAPE GAAS-66XULT
リール:TWINPOWER 1000PGS
ライン:GT-R トラウト・ゴールド4lb

【ヒット・ルアー】
オリエン4g(消ブラック)、NOA2.6(サンスイ・オリカラ、ブラオレ)、ソニクラ265

【本日の総括】
人気エリア故に多くの人でいつも混雑している割に池のサイズは大きくないすそのフィッシング・パークは、魚影が濃いけどハイ・プレッシャーで魚がスレている印象が強かった(その代わりじゃんじゃん放流してくれるので釣れないことは絶対にないが)。しかし、これだけ人が少ないと、放流が無くてもコンスタントに釣れるんだな、と。4gスプーンを遠投し早巻きでガンガン喰わせる、正に村田式釣法を満喫できたし、もっと小さめのスプーンをこまめにローテして数を狙えばもっともっと釣れたような気がする。大満足な釣行であったと言いたいところだが、すそのにしては全ての魚の引き味に不満が残ったのもまた事実。勿論他の釣り場に比べれば引きは強いのだけど、なんででしょうね?産卵期終盤ってことで大きい魚が少ない時期なのかもしれないが…。

ところで本記事のタイトルの意味だが、別に管釣りやめて海釣りに専念するという訳では勿論ない。
そろそろ町の薬局でもチラホラ対策コーナーを見かけるようになってきた目に見えない憎いヤツ、花粉である!
花粉飛散情報は必要以上にチェックしているのだが、今のところ全国的に花粉の飛散は始まっていないことになっている。だがしかし!すそのから帰宅すると鼻水とくしゃみの猛攻が始まり、翌日には状況は更に悪化したのだった!いくら花粉の名産地静岡県とはいえ、1月末でこの有様じゃ本格的なシーズンが始まったらどうなってしまうのか?
おそろしや、おそろしや…。