イカと遊ぼう大晦日

俺が高校に入った頃からだろうか、我が実家ではおせち料理なるものを止めた。
代わりに元旦には刺身を食べる習慣が出来た。

今年の元旦も実家で食事をすることになっていた俺は、手土産を仕留めるために大晦日に単独でイカ釣り船に乗ることにした。

タックルはどうしたのかというと、実は初めてエギング船に乗った翌日(奇しくもクリスマスイブ)に仕事の合間に買い物に立ち寄った上州屋新宿店で、チョイワルH氏が得意げに振り回していたマニアス・アオリスペシャル350がセールで17000円で売っていたのを発見。チョイワル氏はほんの数週間前に25000円で買ったと言っていたのに、その同じ竿が17000円とは!というわけで自分へのクリスマスプレゼントということで即買いしたのだ。ついでにエギ用スナップ、リーダー用のフロロライン、エギ・ケースも購入し準備万端!いつでも船に乗れる状態だったのだ。


さて、大晦日ということで釣り客は前回より少なく、総勢12名で出船。出船早々船長からアナウンスがあり、海が荒れていて相当水を被るので、全員キャビンへ入れとのことだった。そういえば明け方から風が強かったもんな・・・。
しばらく走ると、船長の予告通りに船は激しく揺れはじめ、酔い止めを服用したにも関わらず若干気持ち悪くなってきた。船釣りに慣れてきたとはいえ、ここまで揺れると不安になる。更に不安なのはこの釣れない釣りで早上がりでもされようものなら、ボウズの危険性が非常に高まるということだ!
30分ほどでポイントに到着、キャビンから出るとカワハギ釣りの際に見た覚えのある石油備蓄タンク群が間近に見えることから、どうやらここは久里浜沖であるようだ。
前回同様、ハリスの長さやイカの取り込み方等々船長から説明があった後に実釣開始。

さて、結果は・・・

【釣果】
7時15分出船、14時50分沖あがり
アオリイカ 1ハイ
スミイカ 1ハイ


【タックル】
ロッド:マニアス・アオリスペシャル350
リール:カルカッタ・コンクエスト301F
ライン:PE1.5号、ハリス:フロロ6号


【ヒットルアー】
ヨーヅリ ピンクサクラダイ4.0


【本日の総括】
開始1時間でいきなり本命のアオリイカがのり、爆釣を予感したのだが甘くはなかった。
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前回より一回り小さいけど、引き味は抜群!

相変わらず厳しい釣りだけど、お土産をゲット出来ただけでもよしとしよう。なにしろ船中にはボウズの人だっていたのだから。
さて、一度目は何が何だか分からないままに終わった感のあるエギング、二度目の今回は多少の余裕を持って臨むことができたとは思うのだが、それでも相変わらず難しい釣りである。でもルアー・フィッシングの醍醐味、則ち“擬似餌を操作して魚(ここではイカだけど)を騙して喰わせる”ということを存分に堪能でき、更にアオリが乗れば凄まじい引きを味わえる。非常にダイナミックで面白い釣りだ。
そして釣ったイカの凄まじい美味さといったら・・・。

カワハギもアオリイカも春先までが旬だというし、暫くはこの2種目にどっぷりとはまってみようかな・・・。
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夕日を受けて疾走する船。この景色の良さも船の魅力の一つだ。