半年ブリトニー…11/14開成FS

前回の続き。

西に向かった俺の目的地は開成フォレスト。すそのに行くべきか、開成にするかで前夜まで悩みに悩んだのだが、ストレス発散には4gスプーンをフルキャスト出来ることも重要だと思い、広い開成行きを決断。なにしろさあ、俺はアメリカでネイティブ・トラウトを相手に5g台のスプーンを振り回してきた男だぜ?今更ハナクソみてえなルアー使ってチマチマとした釣りなんて出来ないわけよ!

…。

…釣れない。

…。

…アタリすらない。

でたでた、これが余りにも有名な開成名物「ライズは多発してるのに何故か活性が低い現象」って奴だ!一時は毎週のように通っていた元ホームの厳しい洗礼を受ける俺。『やっぱりすそのにしとけば良かったかな・・・。』と早くも己の判断を悔いる始末だ。

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7:52。ようやく1尾目をキャッチ。
ヒット・ルアーは鱒玄人2.9満月ホタル。村田師匠のお教え通りに光り物から始めてから、いったいどれだけの種類のルアーを使ったことだろう?サイズも引きもいまひとつの獲物だが、とにかくホッと一安心。考えてみたら俺は去年の秋にここでボウズを喰らい、アサショーリュー、カメダ・ダイキと共に“三大メンタル・ディジーズ・アスリート”としてその名を馳せた苦い過去を持ってたりするわけで、大苦戦必至の情勢なのだ。
その後も勿論苦戦が続く。

9時頃、平日にも関わらず俺の釣座の対岸で放流が行われた。あくまでも私見だが、俺が思うに開成の好ましからぬ特徴のひとつに「いくら放流しても活性が上がらない」というものがある。(実際何度煮え湯を飲まされたことやら…。)しかし、たまの平日釣行で折角ポイントが選び放題である訳だし、駄目元で放流地点付近に釣座を移動、一応放流後の基本ルアーNOA2.6の赤金などを使ってみる。

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             やべえ、釣れちゃう!

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             いとも簡単に釣れちゃう!

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             どんどん釣れちゃう!

開成、暫く見ぬ間に素直な釣り場へと変貌!なんなんだ、このイージー釣りは?周りもポツポツ釣り上げているので、残念ながら俺が特別スゴイってわけでもなさそうだ(ちっ!)。

その後もルアーをチェンジしながら丁寧にリトリーブしていると飽きない程度に釣れる。
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              おお、ブルックが!

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              おおお、続けざまにブルックが!

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              アングル悪いな~。新携帯に今だ慣れず。

そろそろ大物釣りたいな~などどと思っていた11時過ぎ、リトリーブ中のラインがピンと張ったのでアワセると、ヒット。普通に巻いていたら突然激しくドラグが鳴り始めた!キ~タアアアアアアアア~~~(そう言えば最近山本高広あまり見なくなってきたな…。)4lbラインを使用しているので気持ちに余裕がある。ジリジリ寄せていると急に激しいジャンプを繰り返し始めた!『でけえ!』沸きあがる喜びを抑えることが出来ずニヤケる俺。しかし、喜びも束の間、突如重みが竿から消えた…。『…。』無言でルアーを回収する俺。ピック・アップして見れば、NOA2.6サンスイ・オリカラのフックは完全に伸ばされていたのだった。結構このフック強度があるのになあ…。口惜しい!気分転換に早めのランチにしようかなと思ったが、とりあえず何尾釣ったか分からなくなっていたので写真を数える。イチ、ニ、さ~ん!、シ、ゴ、ろ~く!、シチ、ハチ、きゅ~!9尾。え~い、キリが悪い!あと1尾釣ってからメシじゃ!

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流れが悪いから苦戦するかと思いきや、割とあっさり区切りの10尾目をキャッチ。ヒット・ルアーは師匠懇親の新作、超深河童C3.5だ!

11時半とまだ昼前ではあるがFSカフェ名物のジャンバラヤ&生ビールで早めのランチとした。ケケケ、会社の連中はあくせく働いているというのに俺はビールとジャンバラヤ。この背徳感と優越感が食事の味を3割増にする。ケケケケケ。

さて午後の部。
幸先良く2投目でキャッチ!
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この後、凪いでいた開成名物の風が吹き始めた。しかも俺の釣座は丁度向かい風。
しかし場所移動するのもなんとなく億劫でそのまま釣りを続ける。

しかもどうやら開成は本来の姿(?)を取り戻したようで、さっぱり釣れなくなってきた!
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次の魚を仕留めるのに実に1時間を要した。

更に1時間、全く釣れない状態が続く。
いい加減飽きてきて『さすがに場所でも変えてみようかな…』などと思ったその刹那、グググ!竿が突然急角度に絞り込まれた!「大物FISH!」あえて己の恥部を晒しもう一度言うが、去年の11月正にここ開成FS3号池で俺はボウズを経験した。それを考えれば午前中で10尾という釣果は充分、あとは大物を釣り上げるだけだあああああああああああああああああああああああああああ!
“フッ…。”
「…………。」

『母さん、僕がかけたあの大物は、どこへいってしまったんだろうね?』

またしても、またしても大物を逃してしまった…。

そしてその後も魚の活性はあがらず…。

釣れない…。
本当に釣れない…。

というわけで俺は禁断のペレスプをチョイスした。
すると…
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僅か20分足らずで四連荘!!!凄過ぎるぜ、ペレスプ!しかしこういう数釣りって本当に性に合わないというか、余り楽しくない。
やはり釣りたい方法で釣りたい獲物をゲットする方が断然楽しいし、なにより達成感が違う。

という訳で再びいつもの釣りに戻すと、やっぱり全然釣れねえんだ…。

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苦し紛れの光物、オリエン4gPKで出会い頭のキャッチ。

そしてそのままつれずに日没、5時の鐘がなる。
んが!

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終了3分前の4時57分、UVライトで充分に蓄光させたPAL2.5グローが最後の最後に仕事、これで納竿とした。

【釣果】
7:00~17:00
18尾(ニジマス、ブルック、イワナ

【タックル】
ロッド:TAPER&SHAPE GAAS-66XULT
リール:TWINPOWER 1000PGS
ライン:GT-Rトラウト・ゴールド 4.0lb

【ヒット・ルアー】
鱒玄人2.9(満月ホタル)、NOA2.6(サンスイ・オリカラ、赤金)、オリエン4g(RG、PK、消人肌、消オレンジ)、超深河童C3.5(オレンジ)、ペレスプ、PAL2.5(グロー)

【本日の総括】
いやいや、デカイの釣れずに心残りもあるけれど、去年の大事件を考えれば充分満足な釣果なわけですよ。
やはり管釣りは平日に限るな、と。
とはいえ大物に翻弄されなきゃ満たされない部分もある訳で、次はすその行きに決定かな?