苦行・・・8/25開成フォレストスプリングス

すそのから戻り地元の焼肉屋で友人(仮にA君)と反省会。先週開成FSに単独釣行したと聞く。曰く、トンボが大量発生しており、そのトンボ目掛けてライズは多発。しかしルアーには見向きもしないという。
激渋のホームを一度体験して欲しいと言われるとすぐその気なってしまう俺、よし明日行っちゃおう!
更に友人(仮にA君)は今カーディフXT66XULを買うか否かで悩んでいるという。「じゃあさ、俺のカーディフXT60XUL明日貸すからさ、ちょっと感触確かめてみない?軽く午前中だけ一緒にやろうよ!」と悪魔の囁き。この瞬間二日連続の釣行が決定!

今回は俺が車を出す番。5時半に友人(仮にA君)を迎えに行く。用賀で給油を済ませ東名に乗り、港北P.A.で朝食。しかし、俺等が朝飯を食っている僅かな間に道路状況は一変してしまったようで…。本線に戻ってみればいきなり渋滞5キロの表示。オイオイ、今日は午前券の短期決戦なんだから勘弁してくれ~!激走の末なんとか10分遅れの7:10到着。午前券を購入し3号池道路側に釣座をかまえた。

開成FSのHPによると本日より「サクラ祭り」と称してサクラマスを大量放流だとか。恐らくその影響であろう、この時期にしては混んでいる。
友人(仮にA君)の言うとおり、ライズが異様に多い。ぱっと見た感じではかなり活性が高そう。確かにトンボが多いのだが、トンボがいない場所でもライズしまくり。つられて跳ねちゃうのかね?
まずはNOA2.6サンスイ・オリカラをチョイス、様子を探ってみることに。しかしこのパイロット・スプーンに全くアタリが出ない。活性が高いから地味系の色には反応しないのか?でドンドン派手目へシフト。しかしアタリがない。じゃあ光りモノは?駄目。じゃあレンジ下げてみようと再びNOAに戻し、着底させワン・フリップ入れてからゆっくり巻くと“ズンッ”。リールが重くなった。“やべえ根掛かりしちゃった”とぞんざいに竿振ってたらドラグがジリジリ出始めた!『え?かかってたの?』とても生体反応とは思えないアタリだったがともかくハンドルを回す!重い!でかいかも!しかしちゃんとフッキングしてるのか?ってやっぱりバレました。昨日の悪夢が脳裏をよぎる・・・。

その後も苦戦は続く。周りを見渡しても誰もが苦戦しているように見える。ちなみにこの日3号池にいた釣り人は全員ルアーで、フライマンは皆無であった。
これだけ魚が派手に跳ねまくっているのに、何故釣れないのか?暑さも手伝って段々イライラしてきた。そういえばここに来るのは7/1以来で約2ヶ月ぶり。その時も暑くて耐えられず午前中で切り上げたんだよな~とボンヤリ思い出していた。で、その時のヒットルアーは何だったっけ?と記憶をたぐり寄せる。う~ん、う~む。むむむ。しかし、人の名前すら急には出て来なくなっている38歳の下降線真っ只中の脳ミソがそんな細かい状況を覚えていられる訳がない!なんとなくこれで釣れた気がするな~、という感じでNOA2.6表カニミソ/裏オレンジの表裏別カラーをチョイス。これも駄目か…次は何にしようなんて考えていたらラインが張った!考え事していてアワセが遅れちゃったよ!でも一心不乱に巻く。
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苦労の末にこの小ささか。。。ここまで実に1時間。本当に渋い。

その後も状況かわらず。2匹目を釣り上げたのが更に1時間後の9時9分。小さいので写真はなし!でも携帯電話のカメラで写真を撮ると保存されるファイル名が撮影日時になっているので記事を書くときに便利ですな。

暑い!渋い!ストレス発散に来ているのに、苦行に耐える修行僧のような気分になってきた。なんか自分にご褒美を設定して集中力をひねり出そう!という訳で次釣れたらFSカフェで冷たいビールを飲むことを決めた。
・・・・・・・。・・・・・・・。釣れない。いっそ棒状のアレを使って楽になるか?でもそれじゃご褒美の意味がない!自分で決めたルールに縛られ身悶えしながらキャストを続ける。
そして10時1分、BUX2.5サンスイ・オリカラでようやく3匹目をゲット!
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さあビールだビールだ!ついでにFSカフェ入り口近辺に釣座を構えていた友人(仮にA君)に状況を聞くが、その憮然とした表情が全てを物語っていた・・・。

リフレッシュして再開。しかしドンドン高くなる気温、手元の水温計は22度を指している。依然激しいライズが続いており一見活性が高そうに見えるがルアーへの反応は悪い。
とうとう俺は禁断の自主規制スプーン、ペレスプに手を伸ばしてしまった。数投でしっかりキャッチ。やはりこの正義の反則スプーン(と雑誌に書いてあったような)は威力がある!自分に対し若干の後ろめたさがあり、なかなか良型であったが写真を撮らずリリースしたが、このニジマス、ヤマメのようなバーマークがうっすらとあって変な感じだった。
後で友人(仮にA君)に「それがサクラマスだろ?俺も釣ったし。」あれ?サクラマスって銀ザケのような銀毛に覆われているはずじゃ・・・って自宅に帰り開成のホーム・ページ見たら確かにこの魚がサクラマスでした。写真とっときゃよかった…。

その後俺が偏愛するALF2.7をまだ使っていなかったことを思い出し、ALF2.7のローテーションを開始。(22色のALF2.7がワレットの中に納まっており、結構大変)ここで肩からぶら下げていたRAPALAのカバン型スプーンワレットがドサッと落ちた。アレ?良く見ると肩紐の留め具が破損している。まあパンパンにスプーンを詰め込んだ上、UVライト・水温系、プライヤー、替えフック、諸々を詰め込み酷使してきただけにむべなるかな、と。更にラインのヨレが激しくバックラッシュが連発したためついでにリールも替えることにして一休み。
駐車場に向かう道すがら友人(仮にA君)に状況を聞くが、さっきにも増して憮然とした表情が全てを物語っていた・・・。

11時17分、ALF2.7カニミソ(みたいな色のサンスイオリカラ)で本日5匹目をキャッチ。
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しかし本当に1時間に1匹ペースだ…。

気が付けば11時40分になっていた。残りはあと20分。まだ大物を釣っていない。こんな時こそ反則スプーンとばかりに再度ペレスプに手を…。
これが仕事キッチリ!あっさり釣れちゃった。でもサイズが小さい。こうなりゃ時間が許す限りペレスプを投げてやる!ふと見ると左側の流れ出し付近が空いたのでそちらに向かって遠投。すぐにラインが張りすかさずアワセ!おお!デカイ!そうそうこの引きよ、この引き!ようやく求めていた獲物に(禁断の自主規制ルアーながら)出会えた。しかしファイトの最中に12時の鐘がなる。文字通りこれが最後の獲物、バレたら最悪だ!右に左にの大暴走を凌ぎきり、なんとかランディング。
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フックを外そうとしたら口が切れ皮1枚でなんとか掛かっていた状態。ふ~、危なかった…。

満足してタックルを片付け駐車場へ行くと、そこにはシリル・アビディのような凶悪な表情で俺を待つ友人(仮にA君)の姿が……。

【釣果】
7:15~12:00
7匹(ニジマス6匹、サクラマス1匹)

【タックル】
ロッド:レスターファイン X-STREAM 63SUL
リール:(前半)BIOMASTER Mg 1000PGS
    (後半)05TWIN POWER 1000PGS
ライン:(前半)GT-Rシャンパン・ゴールド 3.5lb 
    (後半)VARIVASスーパートラウト アドバンス VEP 3lb

【ヒット・ルアー】
NOA2.6(カニミソ/オレンジ)、鱒玄人2.0(コンクリオアシス)、BUX2.5(サンスイ・オリカラ)、ALF2.7(サンスイ・オリカラ)、ペレスプ


【本日の総括】
開成FSは木も無く日を遮るものが何も無い為本当に暑かった!周りも苦労していたようだし、友人(仮にA君)も俺以上の貧果だったらしい。しかも昨日の俺のようにバラシを連発したそうで…。盛者必衰、敗者復活、立場逆転、これも釣りの面白いところか?
来月はお互いに休みを合わせられそうなので、涼しい環境の管釣りに遠征しようとなんとなく決めて別れた。