WHY?WHY?…12/28FISH ON!王禅寺

12/28(金)、平日ではあるが27日に終業式のある我が社は大半の社員が休む。勿論俺も休み。
当然釣行を目論んだ俺だが、天気予報は生憎の大雨…。
冷たい雨に体温を奪われ風邪でもひこうものなら折角の冬休みが台無しだ。迷った末に釣行は見送り、代わりと言ってはなんだが27日は昔の仲間と午前1時まで鯨飲し、2時頃ヘロヘロになって帰宅した。

翌日、昼前に起きると、「!!!」薄日がさしてるじゃないか!雨が降り出しそうな気配は微塵もない!バカ!良純のバカ!ううう、折角のチャンスを~~~!
辛酸を舐め、屈辱を受け、精神的な深手を俺に与えた元・ホームの開成へ満を持して復讐へ行こうと思っていたのに…。
諦めきれずに俺はタックルを準備して一路王禅寺を目指した。

走行中、メシを食い忘れていた為に腹がグーグー鳴り始める。食料の補給をしなければ釣りに集中できまい。というわけで道中偶然発見したマクドナルドへ滑り込む。
“おくな、攻めろ”というのはうちのバンドの座右の銘だが、ここでも俺はおきにいくことなく話題の“メガトマト・セット”をメガ・チョイス。サイド・メニューはポテト、ドリンクはコーラという低民度トライアングルの完成だ。口を最大限に開かなければかぶりつく事もままならないバカバカしい食い物、可愛い女の子がこんなものを食ってるところを見たら背徳的な美を感じてしまいそうだ。でもこの“頭の悪そうところ”こそがハンバーガーの魅力であり、本来の姿であるように感じる。だってハンバーグを巨大なパンに挟み、それを両手で握って喰らうシロモノなんだよ!?小奇麗な、小洒落たハンバーガーなんてむしろうんこだ!
しかし二日酔い気味の38歳の疲れた胃袋にはいささかヘヴィだったな…、完食したけど…。

余談だが(というかそもそもここまでのこの記事全てが余談だが)、今まで目にした最も頭の悪そうなハンバーガーは凄まじいものだった。そのキング・オブ・バカ・バーガーはアメリカのアリゾナとユタの州境にある小さな町のステーキ・レストランで嫁さんが注文したもの。400gはあろうかという巨大黒焦げハンバーグ(野外で薪で焼くという豪快さ故、表面は黒焦げで中はジューシーだった)に焼いた食パンが1枚乗っかっているだけという、我々のハンバーガー観・概念を根底から覆す斬新かつ野性的な一品。料理を運んできたウエイトレスは「Enjoy your dinner!」と満面の笑みで一言添えて去って行ったのだが、別の意味で本当にエンジョイできた。写真を撮っておかなかった事が実に悔やまれる。

さて、肝心の釣りである。3時間券を購入して駐車場側の島近辺に釣座をかまえた。何の気なしに選んだNOA2.6ブラオレ、キャストすると着水と同時に食ってきた!まさかの1投目ヒット。こいつは残念ながら足元で取り込み直前にバラしてしまったものの、最初の1時間で8匹キャッチ。俺としては上々なんだが、いかんせん全ての魚が小さいので、ファイトを全く楽しめない。

その後放流があったのだが放流地点から相当離れていた俺はその恩恵に預かれず。むしろ赤金のルアーがスレたトラウトには逆効果だったようで、まるで釣れなくなってしまった。

日が暮れてからは、手持ちのグロー・カラーを片っ端から試すも何と1匹も釣れず!ナイターでグローで釣れないってどういうことなんだろうね?

そんな訳で出足好調、後ポツポツという締りの悪い釣行と相成った。



【釣果】
14:30~17:30
13匹(ニジマス


【タックル】
ロッド:TAPER&SHAPE GAAS-66XULT
リール:TWINPOWER 1000PGS
ライン:GT-Rトラウト・ゴールド 3.5lb


【ヒット・ルアー】
NOA2.6(ブラオレ、黄色、赤金)、鱒玄人2.0(満月ホタル)、風牙2.2TYPE1(オレンジ)、オリエン4g(消サクラ)、ALF2.7(黒)



【本日の総括】
“低弾性故にバラシにくい”というニュー・ロッドのテストも兼ねていたのだが、結果結構バラしてしまった…。でもファイト中にバラすことは殆どなかったし(要は取り込み直前かフッキング直後にバラした)いつもよりバラしは少なかったような気がする。
もうひとつ。“低弾性故にバイトを弾かない”という特性は非常に良く理解できた。ライン変化でアワセるのではなく、リールに違和感を感じてからアワセた方がフッキングがいいのだ。“かける”のではなく“のせる”竿だということが良く分かったし、これはこれで面白い。ラインでアタリを取れない人が使ったら、間違いなく釣果は伸びると思う。
さてさて、今年もあと3日なのだが、果たして忌々しいあの場所へ復讐に出掛けることはできるのだろうか…?