The Green Edge(ダンブッラ)~スリランカ旅行記

4月のテロが引っ掛かっていて、漠然とした不安のようなものがないでもなかったものの、予想を遥かに上回る楽しい旅となった今回のスリランカ一人旅。

多くの風景が目に焼き付いており、また、今回パスしたまだ見ぬ場所に思いを馳せると、また直ぐにでも行きたい気持ちが高まってくる。

ジョージアミャンマーアイルランドポルトガル、中国、ラオス
人の情けや優しさが身に沁みる国は数多あれど、スリランカ人のホスピタリティは図抜けていたような気がする(但しコロンボ除く)。

そして今回宿泊した4軒の宿の中で、忘れ得ぬ思い出となったのがダンブッラのThe Green Edgeだ。

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ダンブッラの街中から2km程離れた農地と森に囲まれた静かなロケーション。
平屋の建物に客室は僅かに4部屋。

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夕食も朝食も外のテーブルで頂く解放感。
日本語を話せるオーナーが日本で買い集めた風鈴がいくつも下がっており、田舎の親戚の家に遊びにきたかのようなリラックスした気分になる。

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広くて天井の高い部屋は、シンプルながらも凝った調度、そして大きなベッド。

何よりも良いのはテレビも無ければBGMも流れていないこと。
聞こえるのは風鈴の音、風の音、鳥のさえずり、虫の声だ。

のんびりと心行くまで読書を楽しめたのは良かった。
スマホに音楽を落としてきてはいたのだが、音楽が邪魔に感じて全く聴く気にならなかった。

余談だがこの時に読んでいた本は、主人公がテレビもインターネット環境もない山の奥の一軒家で暮らしている話であり、自分の置かれている環境と物語が妙にシンクロしたのだった。

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宿に酒はないが、街中で買ってきたビールを飲んでいると冷やしたジョッキを貸してくれた。

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こちらはココナッツで作ったスリランカウイスキーのアラック。
これが悪くないのである。

小さなダンブッラの街に3泊は長いかなとも思ったのだが、シギリヤに行くにも象を見に行くにも便利なロケーションで、調度良い日数だった。

10月に日本に来ると言うオーナーと蒲田で飲む約束をして、LINEを交換した。

参ったな。
彼と会ったらまたスリランカに行きたくなるに決まっているじゃないか。