贔屓・・・飛粋(蒲田)

再訪の機会は思いがけず早くやって来た。

進化系家系の飛粋。
食べログの蒲田ラーメンランキングでは、あの煮干つけ麺宮元を抜き、堂々の1位となっている。

初訪問時に売っていなかったのはなんだったのだろうか？
この日も黄金色に輝く泡立つ炭酸飲料は券売機に売り切れランプが点灯することなく普通に売られていた。
そして端肉と呼ぶには失礼なたっぷりのチャーシューがついて480円なのも素晴らしい。

特製ラーメン、チャーシューバラ肉バージョン。コールは固め。
旨い。素晴らしく旨い。
三度目にして私は完全にヤられてしまった感じだ。
そしてこの豪華な盛りで900円というのは安いと言えよう。

そう言えば往年の桂花ラーメンには、「少なくとも当店のラーメンは三回は召し上がって下さい」みたいなことが掲示されていた。
抜きん出たラーメンは少なくとも三回は食べないとその真髄がわからないものなのかもしれない。

家系にあって家系に非ず。
そんな立ち位置の店である。

バラ肉のチャーシューは文句なく旨かったが、お隣さんのモモ肉のチャーシューがやたらと旨そうに見えた。
次はモモ肉にしよう。

両方乗せずにバラ肉かモモ肉を選ばせるシステムは、かくのごとく微妙に満たせれない想いを抱かせる為の店の作戦かもしれない。