試験の後に・・・一基(蒲田)

試験の前に満腹になることを避ける為に立ち食い蕎麦で軽く腹を満たす作戦は、直前にものを食べたことによる胃結腸反射により試験の間ずっと便意と格闘しなければならないという悲惨な状況を生み出し、結果として試験はあえなく撃沈した。
前半でレースから早々に脱落した長距離ランナーの心持ちで、その長いテスト時間の残りを敗北間にまみれて遣り過ごすしかなかった。

クソッ!
そして試験終了とともにトイレに駆け込み本当に糞をした。

クソッ!
改めて飯だ。

しかし時刻は15時過ぎ、通し営業の店しか選べない。

ふと思い当たって豚骨ラーメンの一基を目指す。

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ビールは一番搾りスーパードライを選べるスタイル。
ありがたく一番搾りを選びます。

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こちら味玉らぁめん、麺の硬さはハリガネで。
細麺の茹で加減を細かく指定できる点は博多風だが、仕上げにマー油をかけるのは熊本風。
そう、この店の看板には博多ラーメンではなく、九州とんこつラーメンと書かれている、つまりはハイブリッドだ。

麺の量もティピカルな博多ラーメンより明らかに多く、感覚的には標準の1.5倍はありそう。
替え玉頼まずとも相当の満足感が得られる。

惜しむらくはスープがちょっとヌルいんだよなぁ。
丁寧な仕事が感じられるクリーミーなスープの味はかなり良いので余計に残念に感じられる。
多分この温度にも珈琲や玉露茶の如く理があるのだろうが。

昔患っていた博多ラーメン原理主義は加齢と共に憑き物が落ちるが如く霧消した今、かなりアリなラーメンではあります。

ごちそうさまでした。