風裏のアジ・・・6/16中山丸

猛烈な南西暴風予報の日曜日。
波も湾内で所により4mとの予報に多くの船は早々に出船中止を決めたが、湾奥LTアジは風裏にポイントが多数存在するので元気に出船。

物好きが多いのか、他に選択肢が無い故の消去法か、中山丸のアジ船も(多分)16名乗船と賑わっていた。

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川崎港から横浜までは京浜運河を通れるのでスイスイ。
ベイブリッジ越えたあたりから多少波は高まったものの徐行するほどでもなく、最初のポイント南本牧へ。

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始まりは良型一荷の抜き上げポロリだった。
三本針の上と真ん中に掛かった中羽が、抜き上げと同時に両方落ちてしまったのである。
珍しいこともあるもんだとこの時はまだ余裕をかましていたのだが、その後抜き上げポロリのみならず巻いている最中にもバレ多発。
これは待ちのタナが低くて掛かり所が悪いに違いないと徐々にタナを上げて調整し、最終的には4mまで上げてみたものの、とうとうこの抜き上げポロリ病を克服することは出来なかった。
このポイントで25cm級の中羽中心に15尾をキープしたが、バラした/落とした数も多分同じぐらい。風が強かったとは言え、悩ましくも情けない釣りとなった。

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その後本牧埠頭へ移動、20cmくらいの小振り主体にサイズダウンもアタリ続かずベイブリッジへ移動。

ここの反応は何故だか相当に浮いていて、最初の指示タナが下から6mだったのだが、最終的には上から6mという浅さに発展した。こんな事態を想定しておらず、おまつりと高切れ対策にリーダーを結んでいるので、上からのタナ取りだとかなり難易度が高くなってしまう。
ま、でも6mですからね。
微調整して食いタナを見極めたらコンスタントに釣れるようになった。
しかしここの魚も測ったように20cm前後の小振りが揃った。

最後までアタリ途切れず12時に沖上がり。
型はイマイチ、数はそこそこという展開だったけど、剱崎で25mも吹くような日に楽しく釣りが出来たのだからそれだけで充分である。
ましてやこのところ真鯛で苦戦続きだったからなぁ。
アタリの多いアジに癒されたというヒーリング効果も高い。

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【釣果】
6時30分出船、12時沖揚がり
アジ54尾
外道:カサゴ

【タックル】
ロッド:アルファ・タックル エアボーンスティック30T-200
リール:SHIMANO オシア・カルカッタ301HG
ライン:PE2号

【本日の総括】
型はイマイチ、数はそこそこというのは釣りの話で、食べるとなると事情は全く異なってくるのであった。

年老いた両親と妹家族に大量に差し入れることにしたのだが、問題は捌かないと貰ってくれないことにある。
中羽は全て三枚卸しでフライ用に、20cmクラスは片っ端から腹抜き・皮剥きをし、五枚卸しにして刺身用に。
下拵えを終えたら実家に持ち込み出張シェフのサービスも。

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間もなく実家に来て2年が経とうとしている保護猫も、私が釣ったアジのファンである。
美味しそうに一切れ食べた後は、私の膝の上でモフりモフられ。
釣りとは時に猫と人間との潤滑油にもなるのだ。

翌朝は早起きして干物を仕込み、残りは刺身で朝ごはん。

捌きも捌いたり。