らーめん飛粋(蒲田)

昨年彗星の如く蒲田の地に突如現れ、あれよあれよという間に行列店となったらーめん飛粋。

持病の薬を貰いに病院に行くために半休を取得したある日、ようやく初訪問が叶った。

開店20分前の到着で二番手。
そして8席しかない小さな店は開店と同時に満席となり、並びが形成された。

ひとつ予想外だったのは、黄金色に輝く泡立つ炭酸飲料の食券に売切ランプが点灯していたこと。
厨房の冷蔵庫を見るとスーパードライの中瓶が見えたので、昼営業では売らないスタンスのようだ。
マイナス10ポイント。

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卓上の調味料の壺はセンス良いですね。
プラス1ポイント。

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そしてこちらが特製らーめん(バラ肉)中盛、麺硬め。
まずはスープを一口。
メチャクチャ濃厚なのに、獣臭は皆無。
なんだろ?豚骨醤油と鶏白湯のハイブリッドのような印象だ。
そして麺をすする。
短い中太麺は典型的な家系のそれ。

金沢八景の麺屋庄太とはベクトルが異なるけど、これもまた進化系家系という感じだ。

ところで庄太といい、この飛粋といい、進化系家系では屋号に「家」をつけないことがトレンドなのだろうか?
よくわからない。

途中でニンニク、次いで生姜を足しながら適宜味変を楽しみつつフィニッシュ。
いやー、なかなか美味しかったです。
ごちそうさま。

外に出ると平日の午前中にも関わらず、6人が並んでいた。
店のキャパシティを考えると、結構な並びだと言えよう。

確かに美味しいラーメンだけど、長時間並んでまで食べる価値があるかと問われるととても微妙なところ。

家系は好きだけど、ど真ん中ではないというのが私のスタンスなのである。

とは言え、モモ肉のチャーシューも味わってみたくもあり、来月病院に行く日に再訪してみようかな、と思わなくもないのだった。