スミイチ・・・4/21Trade Winds

2月の人事異動で同僚となったスタッフが真鯛釣りに連れていって欲しいというので昨年秋以来のトレードウインズへ。
件のスタッフの妹夫妻も一緒に行きたいとのこと、三人初心者が居るなら乗合船よりチャーター船が良かろう。
という判断は正解だったんですけどね。
問題は真鯛の活性が極端に低い日に当たってしまったことにあった。

レクチャーは船長が熱心にやってくれたので私は私の釣りに集中できたはずなのだが、船上の写真が一枚も無いのはやはりどこかに「釣ってもらわねば」というプレッシャーがあったのだろう。

船中ファーストヒットは誰あろう私。
底から7mで当たる春パターン、しかし直ぐにゴムを離してしまい最早これまでかと思ったものの諦めず巻き続けていると12mという高いタナで再度当たり今度はフッキング!
ドラグか稼働して糸が出されまくる強い引き、水深40mのポイントで底から10m以上のタナで掛かったのになかなか姿を現さない。

存分に引きを楽しんで船長の差し出すタモに無事に収まったのは4kg近いメスの真鯛
腹は真子が詰まっているようでパンパンに膨れていた。正しくノッコミの真鯛だ。

「もちすぎ君、手本を見せつける。」
いや、この場合はKY君と言うべきかもしれない。

しかし開始早々良型が釣れたということは、今日は楽勝かもしれない。
特に、前日は午後の上げ潮になってから真鯛の活性が急に上がったというし。

しかし、予想通りの展開とならないのもまた真鯛釣りなのである。

イメージ 1


【釣果】
6時出船、14時20分沖揚がり
真鯛1枚(3.9kg)
外道:サバ

【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L

リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ4号

<キャスティング>
ロッド:Major Craft GIANT KILLING S73L/TR
リール:SHIMANO TWIN POWER MgC3000
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ3.5号

【本日の総括】
あれれれれ?

上げ潮で船中もう1枚1.9kgの綺麗な真鯛が上がった他は、不発。
特に上げ潮になってからは本命のアタリすらない大苦戦であった。

真鯛釣りにおいてはボウズは付き物だし、悔しさは次に釣り上げる真鯛の喜びを倍加させるスパイスに過ぎない訳だが、なかなか初めての釣りでそうは思えないだろう。
よりによってこの日は今回の大潮回りで最も厳しい日となってしまったようだが、それも含めて真鯛釣りなのである。

私としても1回の表に奪った1点が全て、野球でいうところのスミイチに相当する結果であった。

まぁ、型が良かったのでスミイチというよりスミサンぐらいの価値はあったかもしれないけど。

イメージ 2

この型だと鯛しゃぶが無難です。
残念ながら初夏の陽気、鯛しゃぶが旨い季節は既に通りすぎてしまったけれど、それはそれとして。

イメージ 3

2日目もまた鯛しゃぶで頂きます。
腹身の部分を少しだけ刺身で食べてみたけど、身質が粗くてイマイチ。
このサイズは秋以降でないと刺身には向かない。

さて、真鯛の手痛い洗礼を浴びた彼等はこれからどうするのだろうか?
真鯛との向き合いかたとは、アングラーとしての生き方の選択に繋がると私は見なしている。