迎合・・・とんこつ らい斗(千鳥町)

建国記念の日もご多分にもれず休日出勤である。
前週の土日も休日出勤だし、来週土曜日も休日出勤だし、久々の休みの日曜日はバンド練習、近年釣行回数は減少の一途だけど、今年は更に少なくなりそうな予感がする。
困ったものである。

さて、休日出勤にはラーメンが付き物なのであるが、そろそろ飽きてきた。
趣向を少し変えてみるかと、この日のチョイスは博多ラーメン。のはずだった。

ん?
醤油とんこつ?
何故醤油?
訝しく思いながらもラーメンバリカタとビールを注文。

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ん?
スーパードライ
以前は一番搾りだったじゃないか!
何でこんな改悪をわざわざするのか!?

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こちら醤油とんこつラーメン。

わざわざメニューにも記載しているぐらいだから、拘りの濃口醤油であることはよくわかりますよ。
しかし、濃口醤油の強い風味が、折角の豚骨スープの風味をスポイルしまくってなんだかおかしなことになっている。
ハッキリ言って醤油が邪魔だ。
元の博多ラーメンの方が比較にならないほど旨いじゃないか!

近隣の博多ラーメンの名店、力丸との差別化だろうか?
いや、豚骨醤油が主流の関東風に迎合したのかもしれない。

そういう文脈で捉えると、ビールが一番搾りからスーパードライに変更になったのも迎合と見ることが出来る。
ビールの銘柄別シェアでは、残念ながらスーパードライが依然として断トツだからだ。

困ったものである。

良いものが売れるとは限らないというのが商売の難しいところというのは私も身に染みて理解している。
しかし、迎合が受けいられる確率は、良いものが売れる以上に低いのではないだろうか?
半歩先を行くように見せかけるのがトレンド、筋を通すのが職人、主体性なく多数派に歩み寄るのが迎合だと個人的には見なしている。
私は筋を通す店が好みなのだ。

まぁ私とは合わないだけで、この醤油とんこつが個性として受け入れられる可能性だって大いにある。

私に出来ることは推移を見守るだけだ。
元の味に戻ることを秘かに願いながら。