ハギ納め・・・12/8羽田かみや

ここ数年は年に一度ペースだったカワハギ釣りに、今年は既に3回も出掛けている。

食味の良さを再確認したということもあるのだが、今年の竹岡カワハギ戦線は例年以上に難易度が高く、満足のいく釣りが全く出来ていないという事情もある。
釣れない釣りに夢中になるのは私の性だし、なんというか、意地もある。

状況は師走に入っても全く改善していないけど、カワハギに関してはこのチャンスを逃すと年内はもう行けない可能性も高く、敢えて死地に赴いた。

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晴れ予報だと認識していたのにどんよりとした曇天。
更に予想外だったのは北東風が中途半端に強いことだ。

上げ潮期待でミヨシに釣座を取ってしまったので上下に大きく揺さぶられ、唯一の引き出しである宙釣りが非常にやりにくい状況、まずいぞ、これ。

そうだ、こういう時こそ叩き、タルマセで状況に応じた釣りをやらないと!
というような柔軟性は一切持ち合わせていないのであった。
私にとって、安易に引き出しを増やすこととは、迷宮に入り込むことと同義だ。
タイラバにせよ、カワハギにせよ、私の道具はやり込む程にシンプルになっていく。
良し悪しの問題ではない。
好みの問題だ。
そしてひょっとすると生き方の問題だ。

アタリはただでさえ少ないのに、掛け損ね、巻いている途中のバレがとても多い気がする。
カワハギ釣りの針が三本である最大のメリットは、一度掛け損ねてもあと2回勝負が出来ることにあると思っているが、アサリひとつで満足してしまうのかそれきり追ってこないケースも何故だか多かった。
スレている。
連日多くのカワハギ船に叩かれ捲って尚生き延びているカワハギどもは、どうやら純情(と書いてウブと読みます)さを失い、スレにスレまくっているようだ。

上等じゃねえか、この野郎。
スレ過ぎて諦念に支配され、人生に絶望し、地獄を通り過ぎた上で、ここ竹岡で釣りをしている私の恐ろしさを、お前らに教えてやろうじゃないか。

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いつしか朝方の北風は収まり、雲は多めながら良い凪になった。
しかし私の心の中では暴風とも言える極北の風が吹き荒れていたのであった。


【釣果】
7時30分出船、14時25分沖揚がり
カワハギ10枚
外道:サバフグ、トラギス

【タックル】
ロッド:DAIWAメタリアカワハギ180M
リール:SHIMANOステファーノ201
ライン:PE1号

【本日の総括】
数も型も丸出ダメ夫、気分は見事に返り討ち。
しかし皆さん苦労されていたようなので、私の腕にも問題はあるのだが、やはり渋い状況であったのだろう。
船数も多いし、資源が枯渇しちゃったのかな?
或いはそうかもしれない。
だとしたら、今後はこれが竹岡カワハギのスタンダードになるのだろうか。

料理はいつも通りに。

まずは肝乗せ炙り。

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before

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after

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定番の薄造り。
包丁の切れ味と腕に問題があり、あまり薄くないけど、旨い。

次いで煮物。

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before

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after

ビール1リットル、次いで芋焼酎をがぶ飲みしてたらいつの間にやらブラックアウト。
うーん、なんとなく締まりが悪いなぁ。

もう一戦交えるべきだろうか?