今年最後の平日釣行・・・12/5野毛屋

年の瀬。
師も走ると言われる12月、しかし今年の私は不気味な程に暇である。
つまりこれは嵐の前の静けさ、と言ったところなのだろうが、いくら気を揉んだところで嵐の到来を避けられないのならば、その静けさを満喫した方が建設的である。
嗚呼、夏の日のキリギリスよ！

北風強めの予報につき地形的には相模湾が狙い目なのだが、私の選択は金沢八景参詣である。
初釣で最高の釣りをしたことにより全ての釣運を使い果たしたのか、その後イマイチ冴えない釣りが続いているこの船で、そろそろ良い釣りをしたいのである。

しかし、生来の生真面目さが災いし、えてして撃沈に終わりがちな平日釣行、のんびりと、ではなく気合いを入れていこう。

朝日に向かって好釣果祈願。
祈る神を持たない私だが、自然の摂理とキャプテンへの敬意は常に忘れないのである。

いざ。

前日吹き荒れた南西の吹き返しが強く海は悪めだが、むしろ真鯛には好条件と前向きに捉える。
トロトロの落と潮残り、最近の東京湾真鯛戦線は厳しくなっているし、この潮流れでは真鯛は口を使いそうもないなと思った刹那、いきなり大ドモで本命がヒット。
潮先にあたるトモ側にヒットは集中し、ミヨシ寄りに釣座を構えていた私にはアタリすらなかったけど、1時間半程の落と潮タイムに船中3枚だか4枚の真鯛が取り込まれ最近にしては活性高め、この後の上げ潮時間帯で私は間違いなく真鯛を釣り上げるだろうことを確信した。
いや、そんな生易しいものではなく、むしろ爆釣してしまうかもしれない。
なんてったって私は上げ潮の申し子、前回の釣行でも上げ潮が効き始めたラスト30分に立て続けに3枚も釣っちゃったんですよ、ハッハッハ( ´∀`)。

【釣果】
7時15分出船、15時30分沖揚がり
真鯛2枚(2.0kg、1.8kg)
外道:ホウボウ2尾


【タックル】
ロッド：ZENITH零式 LIGHT G-TOP　Lリール：DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン：PE0.8号、リーダー：フロロ4号


【本日の総括】
予想は半分当たって半分外れた。

上げ潮がピリッと効き始めた時間帯に大貫沖の中深場で1.8kgのメス、潮が止まって最後に攻めた根周りの深場で居着きの黒ずんだ2kgのオス、針掛かりしないアタリが他に2回と、アタリは少なめだった。

翌日に短時間で真鯛を釣らせなければならないというちょっとした、それでいて責任重大なミッションをお抱えのキャプテンは、釣れた場所で粘ることなく、実績のあるポイントを次々に回って行き、さながら調査釣りの様相を呈したのだが、どうも真鯛がいるところといないところがハッキリ別れているようだった。
しかしこの調子で真鯛が特定の場所に固まってくれれば、水温が下がりきる前のひと月以内に、あるいは大釣りがあるかもしれない。東京湾真鯛戦線から目が離せませんね、って常に注目してますけどね。

さて、釣った真鯛はまたしても会社にお持ち込み。
立て続けに持っていったことで皆さん慣れたのか、もしくは良識ある大人達は眉をひそめているのか、最早誰もブランド真鯛の有り難みを感じていないようだった。

職場の忘年会はこれで終わりでいいや。