残滓・・・桂花ラーメン池袋サンシャイン60通り店

所用で朝イチから池袋へ。

用事を済ませてから会社に戻る前に、少し早めのランチをと、お久しぶりの桂花へ。

おっと、太肉麺が1000円になっている。
そして券売機をよく見ると、桂花スペシャル1200円というフラッグシップ・メニューが出来ている。
要はトッピング全部乗せってヤツですね。

名前も酷いけど値段も酷い。
それでも敢えていってみたのは、桂花とは我が青春の残滓だからという個人的な思い入れからの愚行だ。

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端的に言えば、太肉麺に薄いチャーシュー(桂花的に言えば又焼)が3枚乗っただけ。
つまり、この薄っぺらいチャーシュー3枚に200円も取るという、二郎基準ではあり得ない拝金主義が伺える哀しいメニューであった。

大盛もない、サイドメニューもない、硬派ここに極まれりだったかつての桂花の姿はもうない。
隣の若者は替玉なるものをオーダーしていた。もちろん博多式の細麺である。
熊本ラーメンのソウルであるはずの太麺、なんと悲しい光景だろう。

白けた気分で店を出る。
それでも時折この店でラーメンを食べることになるだろう。

青春の残滓とは、つまりはそういう距離感のものだからだ。