掟破りの逆サマランチ・・・GOSSOU(早稲田)

繰り返すようだが、元IOC会長とは何の関係もございません。

サマーな後輩(仮名)に誘われてラーメン店でランチを摂ることを個人的にサマランチと呼んでいる訳だが、私からランチにサマーな後輩(仮名)を誘ってラーメン店に出掛けることは、さしずめ「掟破りの逆サマランチ」、といったところだろうか?

前日にポルトガルから帰国したばかりの私は、その時深刻なラーメン・ロスを発症していたのである。

店のチョイスは消去法的に早稲田のGOSSOU。

掟を破ってしまった報いか、軽く、いや、そこそこに盛大なハプニングもあって着丼が遅れたが、

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オーダーは特製ラーメン、玉ねぎトッピング。

美味しいラーメンなのだけど、濃度といい塩分といい私には些かトゥーマッチでもある。
まぁ、いかんせん店主さんが若いですからね。
私も若い頃は、いや、つい最近まで、濃い味付けを好んでいた。
これは味薄めコールを忘れた私の責任である。

ところで私はよく思うのだが、人は思わぬトラブルに見舞われた時にこそ、その本質が露見するものである。その意味では、ここの店主さんはなかなか大したものだ。

どこぞで覚えた最先端の用語を、さも自分の手柄であるが如く得意気に会議で連発するような薄っぺらい人間とは較べるべくもないほどに立派だ。
他を蹴落とし上に媚び善良なるふりをして結局は自分の出世しか考えていない輩よりも遥かに立派だ。
偉そうに振りかざす人間に限って、言うだけで行動しない(パフォーマンスとかシミュレーションは得意だが)。
店主さんのような人間は余計なことは言わないけれど行動するのである。

沁みたね。

ごちそうさまでした。