2018年初カワハギ・・・9/22羽田かみや

ここのところ、年に一度ペースにまで激減しているカワハギ釣り、これではいかんとカワハギにおける常宿の羽田かみやの開幕日に予約を入れた。

あれれ?

三連休初日、しかも今シーズンの開幕日だというのに、満員札止めのタチウオアジリレー船と対象的にガラガラの船上。
これは恐ろしいことが待ち受けているという不吉なメタファーなのだろうか?

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羽田から大貫/竹岡までは1時間以上の長旅。いつもは音楽を聴きながら過ごすところ。
しかしこの日iPodを忘れてきてしまった私は、脳内で先日プレゼンした楽曲を再生して手直しを加えるという、端から見たら少し頭のおかしな人のような振る舞いで時間を潰した。
最早気持ちの上で負けているような気がしないでもない。

大貫沖でスローダウンした船は漁礁回り水深12mというポイントでスタート。
一投目。
魚心を捉えてアワセを入れる。
上がってきたのはスズメダイのダブルであった。
炙ると鴨の味がするというこの魚、しかしあまり食べたいとは思えないルックスなので未だ持ち帰ったことはない。
同様の理由でカゴカキダイ、キュウセン、ギマなどのカワハギ定番外道も持ち帰ったことはない。
なにしろ今日は美味しい美味しいカワハギを、それも特に旨いと言われる竹岡産カワハギを釣りに来ているのである。
外道に用はない。

ちなみにこの日は多彩な外道が釣れたのだが、初志貫徹で全てリリースした。

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次の流しで今期初のカワハギとご対面。
23cmのまずまずサイズ。
続けざまに18cmぐらいのカワハギも釣れたが、余裕のリリース。
宙で誘ってアタリを出し、竿を送ってアタリを強め、キキアワセで掛けるという、最も得意(というか唯一の引き出し)な形で続けざまに2枚も釣れたのなら、今日は恐ろしい釣果を叩き出してしまうかもしれない。
困ったな。
季節は初秋、まだ鍋を作るには早いし、今日は10枚もキープ出来れば充分なのである。

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しかし...。


【釣果】
7時30分出船、14時40分沖揚がり
カワハギ10枚
外道:スズメダイ、ショウサイフグ、アジ、サバ、ベラ、トラギス

【タックル】
ロッド:DAIWAメタリアカワハギ180M
リール:SHIMANOステファーノ201
ライン:PE1号

【本日の総括】
久し振りにやってみて改めて思うことは、カワハギをなめてはいけない、ということ。決してなめてはいけないのである。

2枚目を釣った後、私は迷宮に入り込むこととなる。
釣れない。アタリもない。
おまけに沖から深いウネリが入り始め、潮型もおかしい感じに。
こうなると宙釣りのタナのキープが難しくなり、ますますアタリは遠退いていく。
途中から血迷って針をワイドフックからハゲ針に変え、たるませ釣りなどに手を染める始末。
嗚呼、私の心は三田佳子の二男並みに弱いのか?

ラストに大貫の浅場に戻った頃にはウネリも収まり、潮流れも弱くなった。
この一瞬の時合いに上手くハマって良型が連チャン、最大31cmを含めて釣果は10枚、うちキープは8枚とおかずはバッチリだがかなり冷や冷やの釣りであった。
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一時やり過ぎて飽きてしまい、また、やり込んでも上手くならずメゲてしまい、距離が開いていたものの、アタリを察知してから掛けるまでのプロセスには他に類を見ない面白味がある。

今シーズンは久々に真面目に向き合ってみようかな。