2018初鯵・・・3/17中山丸(川崎)

ユルい釣りに癒されたくなったら、狙うはアジである。

ユルい釣りなら船宿も近くがいい。
時間も短めがいい。

そんな私に最適なのが川崎中山丸のショートアジ船だ。

しかし記録を紐解くとこの船宿に訪れるのは2016年10月以来約1年半ぶり、ショートアジ船に至っては2016年3月以来と実に約2年ぶりである。

無沙汰しちゃてスイマセンという感じ。
釣行回数が減ると、一番好きな真鯛釣りに偏ってしまうのでこういうことになる。

さて、ここのところ横浜沖でアジが釣れ盛り、湾中のLTアジ船が集合しているという。
本牧あたりかな?と予想していたのだが、

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ランドマークタワーやインターコンチを間近に望む、本当に横浜沖であった。

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反対側にはベイブリッジ

こんな都会で釣れるアジが絶品だとは、釣り人以外は知らないのである。
いや、実際自分も魚屋で普通に売っている魚をわざわざ釣る必要があるのか?と思い長いことアジ釣りは無縁であったのだが。

好調との前評判に、「束釣りしちゃったらどうしよう?」と不安を感じていた部分もあったのだが、これは全くの杞憂であった。
「昨日までの勢いがない」という同船していた宿の親方の言うとおり、バレる、掛かりが悪い、下針に掛かることが多い、という情況。更に自分自身アジ釣りが久し振りということもあり、リズムを取り戻すまで結構時間が掛かったこともある。

しかしあまりにもイージーな釣りは面白くもないのも事実、あれこれ悩みながら竿先に神経を集中して掛けた1尾は嬉しいものだ。

そして釣れ上がるアジは23cm~25cmぐらいの一番旨いサイズが中心。

コツコツ溜めて45尾で終了、まぁ食べるには十分過ぎるというか、自分だけではとても食べきれませんね。

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脳内で配布リストを作成しながら帰港となりました。


【釣果】
6時40分出船、12時20分沖揚がり
アジ45尾
外道:イシモチ


【タックル】
ロッド:アルファ・タックル エアボーンスティック30T-200
リール:SHIMANO オシア・カルカッタ301HG
ライン:PE2号

【本日の総括】
配布リストを完成したは良いが、問題は捌かないと誰も貰ってくれないということにあった。

先ずは実家に立ち寄り、年老いた両親と妹家族の分を15尾程捌く。
昨年数奇な運命の末に我が家にやって来た老猫が、鈴のような声で鳴きながらすり寄ってきた。
刺身を食べたことがなかったという猫、私が差し入れた真鯛を食べたことで刺身の旨さに開眼したらしい。アジをちょこっとあげると夢中でかぶりついた。可愛い。野良生活が長く、室内暮らしになかなか慣れずに両親も困っていたが、今やすっかり家猫である。

自宅に戻り引き続き無慈悲なアジ捌きマシーンと化す。
川崎在住の会社の同僚にしてバンド仲間に取りに来て貰う手筈を整えたのだ。
刺身とフライ用に切り分けて20尾程をプレゼント。

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全部捌き、同僚にアジを渡し、ようやく晩御飯にありついたのは午後7時過ぎ。
疲れた。捌き疲れた。
45尾のアジを捌くのは、経験的に言って5本の鰹や7枚の真鯛を捌くよりも遥かに大変だ。

しかし、久々に食べる東京湾産のアジはやはり最高である。
脂のノリが半端なく、味も濃い。
魚屋で売っているアジとは完全に別物である。

そして計画的に配布リストを作成したつもりが、無計画に捌き、分けてしまったようで、中羽が揃ったというのに、干物に回すストックがなくなってしまった。

これは釣れているうちにまた行かないとなぁ。