彼岸、此岸

お彼岸。

年老いた両親を迎えに行き、車で横浜の墓までお参りに。

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朝まで振り続いた雨は止み、しかしスッキリと晴れることもなく、曇天の横浜。

そして墓参の後は家とは反対方向、平塚に住む母の姉、つまりは叔母の家に向けて車を走らせる。

数奇な運命を経て2年前に叔母が保護したという老いた野良猫、否、捨て猫
最近猫嫌いの隣家からの執拗な嫌がらせ、抗議、ついには保健所に通報までされる始末。最早外を出歩くことすらないおとなしい無害の老猫に対する常軌を逸した隣人の対応に疲れはてた叔母から、私の両親が代わりに猫を預かる約束をしたのだそうだ。

一時的な保護か、終の棲み家になるのか、いまのところは分からない。

平塚からの1時間半に及ぶドライブの間中、猫は激しく鳴き続けていた。
当然だ。

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実家の一番奥の部屋の隅っこにキャリーバッグを置き、蓋を開け、自らの寝床に敷いてあった毛布を目の前に置くと、恐る恐る顔を出した。

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相当疲れたのだろう、キャリーバッグから出てくることはなかったが、顔だけその慣れ親しんだ毛布に乗せてスヤスヤと寝始めた。

昨年7月に20年生きた猫が亡くなった我が家に、久し振りに猫が居る。やはり猫は可愛い。

さて、どうなることやら。