海の日・・・7/17羽田かみや

5月1回、6月1回、7月0回。
これなーんだ?

ん?誰だい、仕事をさぼった回数だなんて言ったのは?

と茶化さないとやってられない心境、賢明な読者諸氏ならお分かり頂けるだろう、これは私の2017年の釣行回数なのである。

最早釣りが趣味とは言えない、少々嗜むレベルにまで後退している私と釣りの蜜月。

やっと釣りに行くことが出来る海の日、あれもこれもと欲張りたい気分だった私にうってつけの種目を発見した。

それは羽田かみやがこの日限定でスポット出船するリクエスト船、タチウオアジリレーである。

両方とも食べたいターゲット上位でありながら、ここのところの釣果の安定感も抜群、バンバン釣って狩猟本能を満たし、あちこちに幸せのお裾分けをし、あんな料理やこんな料理を満喫し、来週からの仕事もバッチリ!

完璧な計画に思えた訳だよ、私には。

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湾奥から長い距離を航行し、海保手前でスローダウンしたその場所では恐ろしい光景が繰り広げられていた。
無数のタチウオ船が見失ったターゲットを求めてヨロヨロと右往左往している。

反応が固まらず、移動も早いという最悪の状況である。

やっと合図が出ても指示ダナ3~5mとかいう極端な浅さ、レンジも狭くジギングでは勝負にならない。
私はバイブレーションをぶん投げて狭いレンジを斜めに引くも2バイト、ノーヒット。

暫く無益な戦いを続けたところで、アジの模様が良いという情報が僚船から入ったようで一旦タチウオを終了し本牧へ急行!
こういうフレキシブルさがリレー船の魅力でもあるわけだが、同時にリスクでもあることを後に知る。

さてコンテナ船に荷を積んでる真横のダーティー・ウォーター・ポイントでアジ釣り開始。

あれれ?

事前情報と違いすぎるシビアな状況、顔見るどころか触りもありません。

そう、賢明な読者諸氏ならもうお分かりであろう。
アジの時合いは既に過ぎていたのである。

そして賢明な読者諸氏が推察されるであろう、正にその通りの展開。この頃猿島沖ではタチウオの時合いが来ていたようなのだ。

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アジ釣りを正午まで粘りなんとか形を整えた後にタチウオ船団に合流した。
賢明な読者諸氏のみならず愚直な読者諸氏ももうお分かりでしょう。

タチウオの時合いがとっくに過ぎていたことを。



【釣果】
7時出船、14時40分沖揚がり
タチウオ 3本
アジ 9尾



【タックル】
<タチウオ>
ロッド:TENRYU OCEANIA OC581B-4
リール:SHIMANO スコーピオン1501XT
ライン:PE1号、リーダー:フロロ5号、先糸フロロ12号

ロッド:Major Craft GIANT KILLING S73L/TR
リール:SHIMANO TWIN POWER MgC3000
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ3.5号


<アジ>
ロッド:アルファ・タックル エアボーンスティック30T-200
リール:SHIMANO オシア・カルカッタ301HG
ライン:PE2号


【本日の総括】
フレキシブルさがリレー船の魅力であるが、時合いを逃すリスクもリレー船には付き物、生憎とこの日は典型的な後者となった。

帰宅後に各船宿の釣果を確認すると、アジ専門もタチウオ専門もそれなりに好調に釣れていたのである。

そう言えばすっかり忘れていたけれど、今年は釣り運の無さも記録的であり、それが釣りから遠ざかる原因の一つとなっていたわけだが、計らずもいまだに低迷している釣り運を再確認することとなった。

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アジは9尾中小さいのは2尾だけで中羽が主体だったことがせめてもの救いか。
タチウオは3本とも指3本あるかないかの明石家さんまサイズであった。

しかし食べて旨い東京湾の魚。
そして盛夏の船上は地獄の暑さだけど、時折吹くそよ風が気持ち良く、なにより釣りとは楽しいものだ。

タチウオ20本釣ったり、アジ50尾釣ったりすると後の始末が大変なのもまた事実。
今日は適正な量を確保したということにして、リベンジはまた近々。

なにしろこの日はリクエスト出船であったタチウオアジリレー船は、来週からはかみやの通常乗り合いとして毎日出るとのことなのだ。

待ってろよ、魚ども!