as we grow・・・力丸(鵜の木)

鵜の木近辺の環八沿いに佇む博多ラーメンの力丸。
駅から遠い上に夜しか営業していないのでなかなか行く機会がないが、旧屋号のとんでんかん時代からかれこれ12年ほど付かず離れずの関係を保つ名店である。

ある日のこと、仕事が早く終わったので開店直後の力丸へ久しぶりに寄ってみた。

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硬派なラーメン店にはサッポロ黒ラベルが良く似合う。
スーパードライなど決して提供されないのである。

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麺に唐辛子を練り込んだ赤玉ラーメン、硬さはハリガネ指定。
卓上の白ゴマ、高菜、紅生姜、そしてクラッシャーで生にんにくを粉砕。

あれれ?
本場も黙る濃厚スープが魅力のとんでんかん、否、今は力丸だが、スープがやけにアッサリと感じる。
それでもそんじょそこらの博多ラーメン店とは一線を画す濃さではあるのだけれど。
気のせいかとも思ったのだが、いつものように提供された瞬間から表面に脂の幕が張り始めることもなく、確かにライトになっているようだ。

思えば今の家に越してから12年、私も12程年齢を重ねた訳だが、店の大将も同様に12年分の歳を重ねているわけである。

加齢と共に脂に対する耐性は落ちるのが当然であり、この濃度が今の大将が考えるベストなのかもしれない。

私も12年前に比べると12歳老いている訳だし、これを旨いと思うのが吉なのではないだろうか?

と言いつつも単なるブレだったのかもしれない。

近々確認してみよう。