4月/April

言葉じゃなく ごかいのはて
君との約束わすれて
伝えるほど きれつ深く
そんな目 俺を見るなよ

ぶあいそうな風いつまで
追うほどににげ どこまで
それでも君は知らぬふり
どこまで俺を苦しめる
殺れるものなら やればいい
「君の好きに勝手にするがいいさ」

肩をたたく風のにおい
何かが時を止め はりさける
ぼくが君をみつめていた
そんなに俺を せかすなよ

あいくるしいし せつなく君の影
なまぬるい風が あとをつけ
それでも君は知らぬふり
どうして俺につきまとう
殺れるものなら やればいい
「今も過去も君は俺を悩ます」

わすれはしない この想い
「大人になんかわかってたまるものか」

4月/April  bloodthirsty butchers


4月。別れの季節。
4月。またひとつ歳をとる。
4月。わからない大人を嘆くのは若者の特権ではない。
4月。粛々と、淡々と。