独り新年会・・・もつ焼きじんちゃん

気分がクサクサして自己憐憫に取り憑かれそうな気配がしてきたので自主的に仕事は早じまいにして本郷三丁目へ。

久し振りのじんちゃん、いや、独りで飲みに行くこと自体がとても久し振りである。

一時期東大生の学食の様相を呈し、大人の隠れ家的な雰囲気が皆無となったことが煩わしくて足が遠退いたのだが、この日のじんちゃんは「ザ大人の隠れ家」であった。

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始まりはいつも赤星。

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酒飲みのツボを的確に刺激するマカロニサラダ。

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煮込みが旨い。この日は大きなフワ(と思われる)が入っていた。

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箸休めに最適な大根酢はたったの100円。

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焼き物はハツから。あれ?俺頼んでないよな。しかし出されたものを黙って食べるのがじんちゃん流だと個人的には思います。
そもそも何を食べても旨いのでお任せでもいいぐらい。

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カシラ。どこで食べてもハズレの少ない部位だが、じんちゃんのカシラは一味違う。

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次いでチレ。旨いチレを出す店は、レベルの高いもつ焼き屋の証だ。

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シロ。柔らかさではここのシロに敵う店はあるまい。恐ろしく旨い。

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驚愕のアブラ。この店のアブラは私のアブラ観を根底から覆した。

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つくね。我が最愛の赤羽米山に次ぐ、世界第二位のつくね。

瓶ビール、バイスサワー2杯、マッコリと飲んで締めて3010円。

言うことなし。

最近独りで飲むこと自体を止めてしまったのは、家で適当なつまみを見繕ってワインを空け、さっさと寝る方が好きになったからである。
早く寝たら当然翌朝は早く目覚める。
出勤前の朝のうちに自己研鑽に費やしたり、軽くジョギングしたりするのはなんとも贅沢なものだとも思う。

しかしこの日のじんちゃんのような孤高を放つ店の料理と酒は、決して自宅では味わえないものだ。

惰性で飲みに行くことはすまい。
しかし本物を求めてたまには飲みに行こう。

旨い酒と旨いメシは我が人生に不可欠であると再認識した本郷の夜。

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