画一性・・・おらがそば(大宮)

所用で大宮のショッピングモールへ。

カーナビの誘導の通りに走っていたら見覚えのある交差点が出現。
おっと、この先に見えるは元釣友にして現酒朋のDDVセンパイのご自宅ではないですか。
写真撮ってLINEを送るも、生憎とセンパイは留守にしてました。

ところで最近は郊外にこの手のショッピングモールが非常に多い。
どこもかしこも似たり寄ったりで個性というものがまるでない。
勿論ショッピングモールに個性を求める方がおかしいことは百も承知しているが、何処に行っても見覚えのあるような人工的風景が繰り広げられる世界は私にはディストピア映画のような不気味さを覚える。
あまり積極的に関わりたいものではない。

さて、小腹も減ったし時間もあるし、先ずは腹拵えでもしようとフードコートに行く。
ラ・フランス体型からの脱却を標榜している私はヘルシーな食事を求めて蕎麦屋へ狙いを定める。

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高くはないが安くもない微妙な値段がショッピングモールっぽいような気がしないでもないと思わないでもない。

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こちらが冷したぬきそば。

旨くもないが不味くもない。
なんともボンヤリした印象だ。

画一的なショッピングモールの食事は、ある種、味も画一的なのかもしれない。

何でもあるし、何でも揃う、便利で綺麗なショッピングモール。
しかし私はここで「豊かさ」という概念についてふと考え込んでしまう。

幸せそうな家族連れ、綺麗な店舗、幅広い商品ラインナップ。
一見豊かそうな光景が眼前に広がっているが、私がここから受け取る印象は豊かさと真逆の質のものだからである。

画一化。
同質性。
効率的。
利便性。
人間性
個性。
全体主義

「みんなちがって みんないい」という金子みすゞの詩が、ことさら重く胸に響く。