ネパール放浪記10/29

10/29、マレーシア航空70便にて帰国しました。これにて私の遅い夏休みが終了。

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こちらカトマンズ空港にて。
私の乗るマレーシア航空クアラルンプール行きは23:30出発なのだがこの掲示板をよく見て欲しい。

右上に示されている現在時刻は23:23、しかし出発案内にはまだ16時台のフライトが載っている始末。要は故障である。
そしてフライト遅延のアナウンスも何もない。
空港職員に尋ねても、「アナウンスを待て」とか「分からない」とか要領を得ない回答ばかり。
後から調べてわかったのだが、カトマンズ空港は世界の最悪空港ランキングでトップスリー(というかワーストスリーというか)の常連なのだそうである。

遅延のアナウンスは一切無く、突然搭乗開始のアナウンスがなされたのは定刻を30分近く過ぎた頃。フライトは1時間近く遅れた。

お陰で4時間20分あったクアラルンプールのトランジットが3時間半に短縮された。何も得してないけど。


ネパールのホテルはwi-fiがあまりにも脆弱で、リアルタイムでの更新が難しかった。
今から投稿に手を加えるのも気が進まないので、気が向いたら書ききれなかった話しを纏めるかもしれない。

とりあえず後日談的にネパールで頂いた食事をいくつか。

ティピカルなネパール料理は「ダルバート・タルカリ」しかないと言っても過言ではないようだ。

その他伝統的な民族料理がいくつか、他はインド料理とチベット料理が多かった。
料理はどこで何を食べても普通に旨い。

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ダルバート。ご飯もおかずもおかわり自由、こちらがもういいと言うまでガンガンおかわりを持ってくる。
ビールは地元のネパール・アイス・ストロング。アルコール度数が7度もあり、コクと旨味が豊かで非常に旨い。

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水牛の肉を使った蒸し餃子、モモ。
ヒンズー教においては牛は破壊神シヴァの乗り物という聖なる動物につき決して食べない。しかし水牛はOKというのはなんとなく脱法ハーブ的な匂いもする。
ビールは最もポピュラーと思われるエベレスト。淡白な味だが、悪くない。

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ところで本来モモはチベット料理。
ネパールのモモは丸い形だが(ネワール族の伝統的なスタイル)、チベットのモモは日本や中国の餃子とよく似た形である。

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こちらバクタプルの町で食べたマッシュルーム・カレー。前夜カトマンズのタメルにてしつこいマジック・マッシュルーム売りに絡まれたので無意識に頼んでしまった。もしかして多少トリップするかな?と期待したけど、何も起こりませんでした。
ここでもビールはエベレスト。

ちなみにタメル地区、夜になるとマジックマッシュルームやらLSDやら冷たいのやらのいけないバイヤーがしつこいのだが、大麻やハシシ売りは朝から活発に声をかけてくる。
ヒンズーの儀式や瞑想に不可欠な大麻に対しては非常におおらかな国のようで、近くに警官がいてもお構い無しに売ってくる。
そりゃあさ、吸いたいよ、大麻
しかし調べたところ一応法律では禁止なのであります。
売人が警官と癒着しているケースは割と何処の国でもあること、運が悪けりゃパクられかねないので大人な私はモチロン慎みましたよ、本当です。

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これは世界三大炊き込みご飯のビリヤニ。思い切りインド料理ですね。

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チョウメン。中国語が訛ったとすぐに分かるこの焼きそば、やはりというべきかチベット料理でありました。
ミゴレンとかパッタイとかの東南アジアの焼きそばに比べるとサッパリしている。日本人には食べやすいと思うが、個人的には少し物足りない。

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ビールは上記二つの他にこのゴルカもよく飲みました。
個人的にはネパール・アイス・ストロングが一番好みだったかな。

欧米人や中国人は昼食と一緒にコーラやスプライトやファンタオレンジを飲んでる人がとても多かった。
あんな甘ったるいもの飲みながらよく食事できるな、と思ってたけど、冷静に考えてみたら日本人でも昼食時にビール飲むのは少数派ですよね。


インドの雰囲気を平和に味わえ、雄大な自然に圧倒され、少し足を伸ばせば近代化の全く及んでいない生活が垣間見え、人々は親切で人懐こくて親日家もやたらと多く、非常に刺激的で最高に楽しい滞在だった。

多くのネパール人からとにかくトレッキング(山歩き)を薦められたのも印象的。
本格的な装備の不要な1泊2日のトレッキングでも、かなり素晴らしい景色を楽しめるのだそうだ。
ガイドが不可欠なトレッキングは私のような一人旅には無縁だと思っていたけど、確かにポカラからヒマラヤを眺めたら「大自然をもっと満喫したい!」との欲求は押さえられなくなってくる。

あれもこれもと詰め込む旅行スタイルは最近辟易しているので事前にろくにガイドブックも読まなかったのだが、結果的に当初ポカラを敢えて外してカトマンズ中心にホテルを押さえたことで、結果的にポカラ日帰り旅行という慌ただしい日程を現地で組まざるを得なくなり、そしてネパールの美味しい部分を逃してしまうという失敗も犯した。

再訪は必至だ。