彼岸・・・らーめん潤

秋分の日。
お彼岸の中日。

墓参に連れていって欲しいという年老いた母親の頼みを、仕事を理由に断らざるを得ない。
切ないと言えば切ない。

その仕事に意味も意義も価値も自発性も何も無い事が私の気持ちを更に暗くした。
しかし私は強制された訳ではなく、自らの意思で休日出勤を選んだのである。

母親の死に目よりも8時だヨ!全員集合の生放送出演を選んだという加藤茶に畏敬の念を禁じ得ないね、まったく。

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もうビール飲んじゃうんだからね!

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そしてオーダーは中華そば、麺硬め、玉ねぎ多め。
定番。

豊富な卓上の調味料からゆず胡椒、おろしニンニク、白胡椒をチョイスするのもいつも通り。

背脂たっぷりの煮干し出汁醤油スープ、極太麺、アクセントの岩のりと刻み玉ねぎ。
いつも通りの旨さ。

なんだか最近の私を元気付けてくれるものは最早ラーメンしか残っていないような気がしないでもない。

なんて空虚なのだろう?

しかしこうも言える。
ラーメンがあるだけマシではないか、と。

降りしきる雨の中、休日出勤に向かう。

この豪雨のなか、年老いた両親は電車とバスを乗り継いで墓参りに出掛けたのだろうか?