四連チャン・・・荒木屋

8月14日日曜日。
約3週間ぶりの完全オフ日。

前夜、予想以上に込み入った打ち合わせとなり予定よりも大幅に帰宅が遅くなってしまったけど、そろそろ海に行かないと精神的な限界を迎えそうだったので釣りの用意を抜かりなく終えてから就寝。

午前4時。
まだ寝足りない感じはあったけど、シャワーを浴びてサッパリし、忘れ物がないか確認し、さぁ出掛けよう!と思うのに何故だか足が前に出ない。

ううむ。
頭ではわからないけど、心が悲鳴を上げている。
つまり私は連日の仕事で身体が疲れていることに加えて、色々と難しいことに巻き込まれて丁寧に対応せざるを得ない状況に陥ったことで心も相当に疲れているようなのだ。

今の私に必要なものは気分転換なのだろうか?
充分な休息なのではないだろうか?

暫し逡巡した後に、私は釣りへの未練を断ち切るべくビールのプルタブを引いた。
そしてテレビの画面を通じて錦織圭が銅メダルを賭けてラファエル・ナダルと戦う姿を見守った。

錦織の勝利を見届けてから私は二度寝を貪ったのだった。

目を覚ますと11時を過ぎていた。
第一部6時間、テニス観戦を挟んで第二部5時間。結局私は11時間も寝たことになる。
やはり休息が必要なタイミングであったようだ。

洗濯を済ませてから私は4日続けて蒲田へ向かった。
らーめん潤も頭を過ぎったが、ほぼヤケクソモードで4日続けての荒木屋へ。
オーダーも猛臭スタミナ系メニューのつけ五目味噌タンメンにしたのはヤケクソモードのなせるワザといったところか?

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尋常でないニンニク量である。
猛烈に旨いから始末に負えないのだが、これを食べた後はとてもじゃないけど人と会うことは許されないだろう。
まぁ良い。本日は私のsabbath bloody sabbath、すなわち血の安息日につき誰とも会う必要がないのだ。

量も味も大満足な食事に加えて鼻血寸前の過剰なニンニクエキスまで摂取した私は少し元気を取り戻したが、反比例するかのように店員のお姉さんがお疲れのご様子であまり元気がなかったのが気になった。

創業時からの頼れるスタッフが辞めてしまって早数ヶ月。
店主と二人三脚で中休みの無い通し営業で頑張っているのだ、疲れるのも当然であろう。

私が訪れることは仕事を増やしてしまうというパラドックスでもある訳だが、一介の客に過ぎない私に出来る支持とはやはり通うことしかないのである。

心の中でエールを送りつつ、私は猛烈なニンニク臭を放ちながら帰途についた。