暴風・・・7/3野毛屋

目を覚ますと強い風が吹いていた。
調べると観音崎は南西12m。

私は暫し逡巡した。

風向きは南東、第三海堡は一応風裏ではある。

一方で今読みかけのとんでもない小説が正にクライマックスを迎えてもいる。

南西強風に翻弄されながら今年はとみに機嫌の悪い観音崎真鯛に挑むよりも、たっぷりと寝て日頃の疲れを癒し(ここのところ精神的に多忙であったのだ)、素晴らしい小説を堪能し、溜まった家事をこなす方が有意義な日曜日の使い方ではないか?

しかし前日のキャプテンのコメントに「ラバージグがいれば違ったかも」とあったのを思い出し、私は重い腰を上げた。

そう、私はまだキャプテンに先日大変お世話になった、そのお礼すら言っていないのであった。

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予報悪い上に釣れていないし、空いていることは想定内だったけど、出船15分前でこの有り様。
やはり私は来るべきであったのだ。

たとえ釣れなかったとしても。

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【釣果】
7時15分出船、12時沖揚がり


【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L 
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ4号


【本日の総括】
10時過ぎに上げ潮が流れ始めると南西風は更に強まり、とうとう剱崎では20mを超えた。

早上がりで帰港する船が次々と目の前を通り過ぎる。

三海堡近海もそこそこの波はあるのだが、一応三浦半島のお陰で風裏になっていることもありまだ許容範囲。
しかし風で海面にさざ波が立ち、糸は風に翻弄され、底立ちが取りにくいったらありゃしない。

たまりかねたキャプテンは、更なる風裏の猿島沖の根回りに移動したのだが、ここで外道含めて全くアタリがなかったことで完全に心が折れてしまったようで、より風当たりの強い大貫を攻めていたフグ船よりも先に早上がりを宣言した。

これで個人的にも真鯛4連敗、今年の通算でも2勝4敗とかなり真鯛と縁の薄いシーズンとなっている。

止まない南西風が無いように、終わらない連敗もない。
切り替えてまた次回挑むのみである。
ある種の執念深さにおいては私は相当のものなのだ。
プラスにもマイナスにも作用するのだけれど。