前衛芸術夏仕様・・・6/11野毛屋

意外と言っては失礼だが、午前アジ船は大混雑していた。

私は午前アジ午後フグのグルメなリレー船乗船を目論んでいたのだが作戦変更、この日フグ船の2隻目としてスタンバっていたキャプテンUGが舵を取る第二忠丸の左舷ミヨシの釣座札を取った。
さてこの判断は吉と出るか、凶と出るか?

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梅雨の中休みの晴天、おまけに風も無く海はご覧のベタ凪。
私自身も今年初の短パン、Tシャツ、サンダルの夏釣り仕様である。
結果的にはちょっと寒かったんだけど。

大貫沖でスローダウン、そして先行していた第一忠丸に並ぶようにアンカリングして釣り開始の合図。
私はカットウ8号に枝バリ1本の喰わせ仕掛けを付けるスタイル。

第一投。
水深は7m程。
着底を確認してリールのハンドルを回し5秒に1回しゃくり始めたその刹那
“ゴンッ!”
「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
多分3回目のしゃくりだと思うのだがいきなりキタ!
上がってきたのは型は小振りながら菱型ボディの白子持ち濃厚なショウサイフグ。
「型見ましたから」とすぐさまアナウンスがあり、これが船中1号と思われる。

フグ釣りは私にとっては前衛芸術並に不可解な釣りだとこの前書いたが、時としてこのようにイージーに釣れてしまうのがより謎が深まる所以でもある。

その後もポツン、ポツンとたまに釣れて開始1時間でショウサイフグ3の大きなシロギスが1と私としては出木杉君ペース。

もしかして今日ボクはフグ釣りに開眼してしまったのだろうか?

グフ。グフフフフ。
こりゃツ抜けは楽勝だな。
グフフフフ。
今宵はフグパーリーだぜ。
グフフフフ。

グフ、グフグフ、グフフのフー!

しかしその後私を待ち受けていたものは、ダモ鈴木のボーカルをも軽く凌駕する前衛的な芸術であった。

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【釣果】
7時15分出船、15時沖揚がり
ショウサイフグ3尾
(外道:シロギス、サバフグ)

【タックル】
<ベイト>
ロッド:マニアス・フグ・リミテッド
リール:SHIMANO ステファーノ201
ライン:PE1号

<スピニング>
ロッド:captain UG original
リール:SHIMANO TWIN POWER C3000
ライン:PE0.8号

【本日の総括】
信じられるかい?
9時前から沖上がりの3時までの約6時間で私が釣ったのは僅かにサバフグ1尾のみ!
エサが取られたのもたったの1回と打つ手なし!

確かに小潮とは思えないようなピリッと効いた下げ潮が流れ始めると、南西風にも負けずに船は北を向いてしまい私の釣座は完全に潮上となる釣座の不利はあったけど、いくらなんでも極端過ぎないか?

頼みのキャスティング・タックルも混雑した船ではオマツリの原因になるのと、2~3回投げるとエサがもげてしまいエサ持ちが極端に悪いというデメリット、これももう少し上手な使い方を身に着けないと戦力にはなりそうもない。

せめてもの救いは釣った3尾が全てオスで白子をなんとか確保出来たこと、午前アジ船の釣果が0~14尾でいずれにせよ苦戦が避けられなかったことの2点。

よし、切り替えて次頑張るぞ!という気持ちになかなかならないのも私とフグ釣りの距離感と言えるのかもしれない。