つづき・・・3/12庄治郎丸

《前回のあらすじ》
80号負荷の竿でカマスの引っ掛け釣りを続けているとそのうち折れかねないと危惧した私は、外出先から直帰となったある日、池袋のフィッシングジャンボへと立ち寄ったのだった…。


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価格もスペックも似通ったDAIWAとアルファタックルのロッド、悩んだ末にアルファタックル製を購入した。

決めてはトリガーの形状と自重の軽さ。
見た目はDAIWAの方が好みだったのだが、私も実用性を最重視するほどには大人になったのだ。

さて、東京湾真鯛が釣れている。
スロージギングで狙うキンメ・クロムツも開幕している。
しかし竿を買ったとなれば直ぐに使いたくなるのが人情というモノ。

私は当日の朝船宿に出船確認と予約の電話を入れると、一路平塚を目指した。

「・・・。」
なんと最愛の22号船はこの日からメダイ船に変更になっており、おまけに代わりにカマスに配船された10号船は先行者ゼロ。

「このまま誰も来なかったらメダイ船に乗ってってよ。カマスも狙えるしさ。」
とC調社長が適当なことを言う。
タチウオみたいに群れの反応に船を当てるカマス釣り、メダイ船で狙えるわけないじゃないか!

私はスロージギングのタックルを持ってこなかった事を軽く後悔しながら他の客を6時20分まで待ったが結局救世主は現れず、C調社長から乗船料を返金して貰ってお隣の宿に飛び込んだ。

こちらも何故か先行者5人のがらがら状態で、どうやら釣り人の関心は既にカマスから春の釣りものへと移ってしまったようだ。

すったもんだの土曜日の釣りとなったがドラマはここまで。

ポイントに着いてしまえば後は船長の指示タナの中を仕掛けを上げ下ろしするだけの単調かつ無慈悲な殺戮行為。

釣趣の欠片もありません。

一時120mまで浮いてきていたというカマスの反応もこの日は終始170m以深。
時に230mまで落ち込み、水深は240無いと言ってたのでほぼ底反応といったところか。

スプリングターンオーバーはもう少し先のようである。

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【釣果】
7時出船、14時沖揚がり
カマス19本


【タックル】
ロッド:アルファ・タックル・イカオニ190
リール:DAIWA シーボーグ300J-L
ライン:PE3号


【本日の総括】
船中釣果は5~30本とのこと。

確かに途中、周りに比べて引っ掛かりが悪い時間帯があり、自作仕掛けにまだ改良の余地はありそうだ。
と言っても前回と変越したのはエダスを若干短くしただけなのだが。

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獲物は東名用賀インター付近までサマーな後輩(仮名)を呼び出してお裾分け、実家には干物にしてお裾分け。

旨い魚だけどこのところまとまって食べたので流石に食傷気味である。

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とは言え美味しい炙り刺。

キンメ・クロムツも狙いたい、ノッコミが始まった模様の真鯛も狙いたい、南房のヒラメ・マハタもそろそろシーズン終盤、そうそう、昨年真鯛の外道で釣ったらびっくりするほど旨かったマゴチも始まる。

やはりカマスはこれにて終了、来週以降はドップリと春の釣りに浸りたい。