凡庸…2/13野毛屋

南西暴風予報。
春一番である。

朝の内は大丈夫だが、昼頃には風が届きそう。

私は迷った末に野毛屋のアジ船をチョイスした。
午前中なら凪の海でのんびりと釣りが出来そうだし、万が一予報よりも早く風が届いたとしても、八景沖は地形的に南西の風裏なのでたとえ15m吹いたとしても大した波は立たない。

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くもりの予報も外れて穏やかな晴天。

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海なんてこの通りべた凪である。

こりゃ貰ったも同然!
と思ったのだが思わぬ敵が思わぬところに。

潮が速い!

富岡沖とか中の瀬を攻める時にはアンカーを下ろす湾奥LTアジ船だが、八景沖では各船アンカーを下ろさず操船で反応の上に船を止めるスタイル(そういえば何でだろう?海底地形の問題か?)、潮が速いときにこのスタイルだとタナ取り難易度がウルトラC、更にストレスも相当なもので平常心で釣りを続けるのが難しかったりする。

PEのマーキングから察するに水深27m程のポイントだが酷いときは42~3m程もラインが出る。
疲れる。

知らず知らずのうちに釣りも雑になっていたのであろう、いつも必須のコマセのおかわりをすることなく沖上がり。
そう言えば今年の初釣りにチョイスしたのもアジ釣りで、同様に未熟さを露呈してしまったばかりであった。反省。

しかし嵐の前の静かな海で釣りを楽しみ、美味しいおかずもゲットしたのだから文句なし!
次は会心のアジ釣りとなりますように。

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【釣果】
7時10分出船、11時沖揚がり
アジ29尾
外道:イシモチ

【タックル】
ロッド:アルファ・タックル エアボーンスティック30T-200
リール:SHIMANO オシア・カルカッタ301HG
ライン:PE2号
 
【本日の総括】
船中16尾~44尾で29尾という釣果は凡庸過ぎる程に凡庸である。
唯一のハイライトらしきものは黒鯛と思しき魚を掛けたのだが、半分ほど巻いたところで痛恨の針折れバラシ。
ここのところ八景沖のアジ船では黒鯛が頻繁に混じっているそうで、この日も反対舷で1枚上がったのであった。
船長曰く、この時期の黒鯛は臭みが全くない絶品なのだとか。それはなんとしてでも釣りたかったな~。

目つきの気に入らないイシモチは全て海にお帰り頂き、アジも半分以上は実家に置いてきた。

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夕食はサクッとアジのタタキと小鯵の酢締め。
旬でないながらも充分な脂がのっており、味も濃い。
赤ワインと合わせても意外と合います。

黒潮分流が入り込んで相模湾一帯と東京湾久里浜辺りまでは澄んだ高水温となっているそうだ。
そこに春一番が吹き荒れれば、海も一気に様子が変わるかもしれない。

スプリング・ターン・オーバーが発生すれば季節限定の釣り物も始まるし、春が近づくとそわそわする。