ニシンそば(留萌駅)

深川でスーパーカムイを降り留萌本線に乗り換え。

留萌~増毛間の廃線が報道された影響か、車内は多くの撮り鉄どもで賑わっていた。

留萌駅で下車、真っ先に向かうは駅構内の名前の無い立ち食いそば屋。

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オーダーはニシンそば(580円)+玉子(50円)。
ニシンそばと言ったら京都だけど、ここ留萌は数の子生産日本一、当然ニシンの流通量も多いと思われる。
「思われる」と断言を避けたのは、ニシンを使ったご当地料理など出会ったことがないからで、更に言えば数の子をモチーフにしたゆるキャラはあるものの数の子を使ったご当地料理すら目につかず、形骸化した町興しからは深い諦念が感じられる。本物の哀愁の町だ。

肝心の蕎麦は可もなく不可もない立ち食いそば標準。ニシンの甘露煮はなかなか美味しい。玉子を入れて塩っぱさを中和するのがポイントです。

もう来ることも無いだろう場所での食事の一期一会感も加わり、旅愁に充ちた一杯であった。