留萌･増毛 国際マラソン

曇天の留萌からバスに乗り増毛に到着すると、土砂降りの雨だった。

とてもじゃないけど走る気などおきない。
止む無く1時間後の留萌線に乗り引き返すことにした。

1両編成の哀愁ディーゼル車がホームに入ってくると、撮り鉄どもが群がる。
留萌～増毛間の廃線が発表され、当然この増毛駅も廃止になるわけで、ここに鉄道が走っている姿も間も無く見納めとなる。
私は撮り鉄ではないが、この風景を写真に納めたいという気持ちは理解できるのであった。

満員の客を乗せて哀愁ディーゼル車は発車した。
すると程なくして薄日が射してきた。
どうやら雨は上がったようだ。

私は増毛から数えて三つ目の見知らぬ駅で緊急途中下車。

舎熊駅。
そんな訳で私が目論んでいた留萌･増毛国際マラソンは、留萌･舎熊ドメスティックマラソンへと急遽変更となった。

夕陽を背にオロロンラインを走る気持ちのよさ。
誰ともすれ違わない貸切状態の歩道。

18kmの予定が11kmになってしまったけど、とても楽しいランであった。