メチャ悪I氏追悼フィッシング…8/16中山丸

本日8月16日は、会社の(ろくでもない)大先輩にして釣り仲間であったメチャ悪I氏(仮名)の四度目の祥月命日だ。

世話になったのは事実だが、それ以上に世話をしたのではないかという気がしないでもないメチャ悪I氏、それでもどこか憎めないキャラクターで思い返せば結構一緒に遊んだ。
嫌いな人間とわざわざ休みの日に遊ぶ訳などなく、多分それなりに好きな部分があったのだろう。

そんな氏を追悼して氏の釣りの師匠であった弊社OBチョイ悪H氏(うちの会社は悪の巣窟なのだ)、私のバンド仲間でありfだけ小文字に拘るギタリストfIVEさんと一緒に海に繰り出した。

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まずは送り火ならぬ送りビールを海に撒いてから釣り開始。
ちなみに尿酸値を気にして淡麗グリーンラベルを愛飲していたメチャ悪I氏、氏が尿酸値以上に気にすべきことは沢山あったはずなのだが、ここでは最早問題にしない。

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陽射しは強いが北寄りの風が吹き快適な釣り日和。
しかし釣りがあまり上手くなかったメチャ悪I氏の追悼フィッシングに相応しく、魚の機嫌は頗る悪い。

それも大した問題ではない。
今日は釣果は二の次なのだ。

それに魚のアタリは遠いが、掛かれば型は中羽以上。
時折特大も混ざる展開は、私としては願ってもいない。

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富岡沖を攻めていた船、帰りしなに中ノ瀬で濃い群れを捉えて20分ほど活況を呈し、釣果も格好がつきました。

「故人を忘れない」ことに勝る追悼は無いと私は考える。
それでも時は確実に記憶を風化させるし、同時に私を死へと運んでいく。

俯瞰してみれば、追悼や忘れないことや自分自身の存在に意味などないのだろう。

しかし“意味がないことだから相手にしない”という独善的かつ短絡的な生き方や在り方を、私は好まない。

やりたいことをやる。
やりたいことに意味付けすることなど、それこそ無意味だ。

【釣果】
6時40分出船、13時沖揚がり
アジ23尾(外道:サバ)

【タックル】
ロッド:アルファ・タックル エアボーンスティック30T-200
リール:SHIMANO オシア・カルカッタ301HG
ライン:PE2号
 
【本日の総括】
最近釣行回数も激減気味で、もしかしたらこのまま釣りと徐々に疎遠になっていくのかもしれないと漠然を考えていたのだが、やはり海は、船は、釣りは良い。

連休最終日を充実感と共に終えることが出来た。

さて、旬のアジを食べきれない程に釣ったので実家にもお裾分け。
最近は捌かないと貰ってくれないという買い手市場なので、台所を借りて刺身用三枚卸しとアジフライ用開きまで完成させるというサービス付きだ。

私が魚を捌いていると、先日まで生死の境を彷徨っていた実家の猫さん(19歳)が足元にまとわりつく。
嬉しい。ただひたすらに嬉しい。
どうせ魚を釣っても実家の猫さんは二度と私の獲物を食べてくれないという諦念は、私を釣りから遠ざけた一因でもあった。

アジの欠片を与えると、喉を鳴らしながら夢中でかぶりつく猫を見て、私はとても満ち足りた気持ちになった。今日は本当に良い一日だった。

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帰宅してシャワー浴び、洗濯をし、自分の魚を捌く。
アジの刺身、しめ鯖、アジの干物が今日のノルマである。

粛々と仕事をする。
夏休みの締めくくりに10kmほど走りたかったが時間が無かった。

塩を振って15分、酢で10分だけしめた浅〆しめ鯖を食しながらPCに向かっている。

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もうすぐ夏休みが終わる。