CBA･･･江戸川橋大勝軒

店内に額装された巨匠･山岸一雄直筆の「王道」の色紙が最早笑えない冗談にしか見えぬほどに邪の道を突き進む江戸川橋大勝軒。

カレーかラーメンを食べたいなぁと漠然と考えていたある日の昼時、その両方の欲求を同時に充たすことのできる弁償法的合理的解決策メニューの存在を思いだし向かった先は件の江戸川橋大勝軒である。

オーダーはバソカレー。
もう名前からして邪道そのもの。

C調な店主、B級なメニュー、店内に蔓延る不A生感。

だってナプキンなんてトイレットペーパーですよ？

それでもなぜだかクセになる。

「あえてこんなところでこんなものを食って」的にマゾヒズムが刺激されているのではなく、単にここでしか味わえないB級グルメの形があるのだ。

この店の特徴はアルファベット3文字で表現可能だが、この店の魅力は言語という抽象で説明するのが難しい。