Japanese-chinese・・・一蘭新宿中央東口店

氷雨降るなか仕事で初台へ向かう道すがら、disk unionで買い物するべく新宿で途中下車。
今宵は遅くなりそうだからついでに腹拵えでもしておきますかと目についた一蘭に入る。

出店ラッシュでご当地ラーメンとしての有り難みが皆無となってしまった一蘭、博多ラーメンとしても微妙な味でありすっかり足が遠退いていたが、券売機でラーメンと半替え玉とビールの食券を購入して店舗に入ると長蛇の列が出来ていた。

私の記憶では東京進出直後こそ行列が出来ていたものの、店数が増えるに従いいつ行っても座れる店になっていったと認識していたのだが、これはいったいどうしたことだろうか?

列には何となく違和感のようなものがあったのだが、その正体は直ぐにわかった。
誰も日本語を話していないのである。

店内ではスマホタブレットが飛び交い丼絡めた自撮りやら他撮りやら。
皆さん余程自分のことが好きなようだ。

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不味くもないが特別旨くもないラーメンを不思議な感覚で啜る。

かつての博多ご当地ラーメンは、今では外国人観光客、特に中国人観光客の観光名所的なグルメスポットとしての活路を見出だしたようである。

そして記憶の片隅にかつて同じような体験をしたからこそ足が遠退いていたのではないかという思いが蘇ってきた。

これが私の人生における最後の一蘭になるかもしれない。

そう思うと猛烈な哀愁に捕らわれてきて一蘭に纏わる様々な思い出が走馬灯のように去来し、とてもいとおしくなってきたのであった。

食事を終えて力なく店を出ると、30人ぐらいの行列が出来ていた。聞こえてくるのは当然異国語である。

さらば、一蘭