食う為に釣る…5/24野毛屋

基本的には楽しいから釣りをするのであるが、時には食べたいが為に釣りをすることもある。
 
いや、年齢を重ねるごとに「釣趣」よりも「食味」を重要視することが増えてきた。
 
水温の上昇と共に脂のノリがマシ金綺羅金の体色に変わった湾奥のアジ、そして期間限定の白子フグ。
 
このあまりにも美味しい旬の2種目を1日でこなす野毛屋の午前午後船には乗らない訳にはいかない。
 
まずは午前アジ。
 
タックルのセッティングをしていると、あろうことかビシを忘れた事が判明した。
忘れ物をした時の釣りは往々にして不甲斐ない結果になりがちだが、この日もある意味ではその通りの展開になった。
 
港を出た船は小柴方面へと舵を切る。
合図があったのは岸壁に程近い水深は20m強の浅場。
 
ここで一投目からアジが顔を出す。
しかも30㎝程の良型だ。
 
しかし俺は3連続取り込みポチャリ。
俊之船長に手際の悪さを指摘される悲惨物語だ。
 
その上不可抗力・自己責任合わせて6組も仕掛けをダメにする情けなさ。
 
それでも良型アジのとどまることを知らない怒涛の食欲に終わってみれば52尾の爆裂釣果。
豆アジ7尾をリリースする余裕まで生まれ、それでもアジにはオーバースペックな24リットルクーラーがいい感じに埋まり、食材確保という意味では申し分ない結果で終わることが出来た。
 
 
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 午後はすっかり苦手種目となった湾フグ。
 
アジのお土産で保険充分、この日は2隻出しとなった午前船もボウズ多数の0~6尾とフグさんのご機嫌ナナメな厳しい条件ではあったが、なんとか2尾を確保!
 
しかし白子を狙っての出船だったにも関わらず、両方ともメスでガックリ。
 
何故だが白子フグの活性が低い時はメスの比率が高まる気がする。
 
まあメスであってもショウサイフグの身の旨さに変わりはないわけで、久々の湾フグの炙り刺しで舌鼓を打った。
 
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【釣果】
<午前船>
7時出船、11時沖揚がり
アジ52尾
 
<午後船>
12時30分出船、16時沖揚がり
ショウサイフグ2尾(外道:ヒトデ)
 
【タックル】
<アジ>
ロッド:ALPHA TACKLE エアボーン・スティック 30T-200
リール:SHIMANO カルカッタ・コンクエスト301F
ライン:PE2号
<フグ>
ロッド:マニアス・フグ・リミテッド
リール:SHIMANO スコーピオン1501
ライン:PE1号
 
 
【本日の総括】
アジもフグも釣りロマンではなく食べる為に釣っているのであり、みすぼらしい釣りを展開しつつも食材確保に成功したこの日の闘いは満足出来るものであった。
 
まあ白子は次回に持ち越しってことで。
 
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いよいよアジの旨さは尋常ならざるレベルになってきた。
 
しかし血抜きした個体としてない個体の旨さ比べではまたまた微妙な結果となり、この問題は次回以降に持ち越しですな。
 
こうのようにしてある種の釣りにはまっていく。
 
そういう人生である。