分水嶺…4/27野毛屋

やあ、みんな!
僕、もちすぎ君だよ!
 
とにかく僕は持っている。いや、持ち過ぎているんだ!
だからこそ「もちすぎ君」と呼ばれているんだけどね、ははは。
 
ところでみんなは「3」という数字がペシミストオプティミストを分ける分水嶺だということを知っているかい?
即ち「二度あることは三度ある」と失敗を引きずる生き方もあれば、「三度目の正直」と切り替えて前向きに取り組む生き方もあるってことなんだ。
 
今シーズン三度目の第二忠丸乗船となったこの日の釣行も実にその分水嶺だった訳なんだけど、ここで「三度目の正直」の方に進むあたりがもちすぎ君がもちすぎ君たる所以なのさ。
 
朝の下げ潮残りでキャプテンUGがチョイスしたポイントは第三海保の40~50mダチ。
 
その二流しめ、3m程巻いたところで“ココンッ!”という小気味の良いアタリ。そのままフッキングしたのだが如何せん引かない。
中乗りエストシ君(仮名)のタモを断り引っこ抜いたのは200g程のチャリコだ。
 
持ってる男が狙っているのはこんなサイズではないので勿論放流しようと思ったのだけれど、「内臓出ちゃってるから助からないぞ!」とリリース推奨派急先鋒の老キャプテンに止められたので止む無くキープ。いやだな~、資源乱獲は海の神様の逆鱗に触れてしまうかもしれないと暗い気持ちになったんだけど、ドラマはその次の流しで訪れた。
 
3m巻いたところで“ゴンゴン!”という力強いアタリ、そのまま巻いていると竿先がズドン!と入った。
 
1kgジャストに設定したドラグが滑りまくるが気にせずガンガン巻く。
良型マハタの強烈な引きも面白かったけど、良型真鯛のメリハリのある三段引きは何物にも代えがたい至福のやり取り。しかも浅場で掛かったものだから最後までナイスファイトを演じるのでどうしても笑みがこぼれてしまう。キャプテンUGに「真面目にやれ!」と怒鳴られてしまいそうだけど止められないものは仕方ないよね、うふふ。
 
中乗りエストシ君(仮名)にタモ取りしてもらったのは3.7kgの綺麗なメス。典型的なノッコミの真鯛だ。
 
2回連続丸ボウズの後だけに喜びもひとしおだったな~。
 
しかしこの後潮が止まるとアタリも止まり、上げ潮はかなり良い流れだったのにも関わらずアタリなし。
 
船中釣果もこの2枚で終わってしまったんだ!
 
申し訳ないな~、持ち過ぎちゃってて。
 
次は同船の持っていないみんなにも魚が回って盛り上がる釣りになるといいな。
 
じゃあみんな、またね!
ノッコミは始まったばかりだよ!
 
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【釣果】
7時15分出船、15時沖揚がり
 
【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L 
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE1号、ハリス:フロロ5号

【本日の総括】 
 
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久し振りの3kg超え。
 
この時期の真鯛故に大きくても身質が良く、刺身もしゃぶしゃぶもカマの塩焼きもカブトの煮物も絶品であった。
 
2枚とも底から3mであたったので特に真鯛が浮いている感じはしないのだが、この日は何故かタイラバにしかアタリが出なかった。
すぐそばに美味しいエビ餌がピョンピョン跳ねてるのにラバージグにしか反応しないというのは捕食しているベイトとの関係だろうか?
海も魚も不思議がいっぱいだが、真鯛の嗜好は本当に良く分からない。
 
先週までの酷い水垢はほぼ消えたものの代わりにアカクラゲが増えてきて、このアカクラゲはタイラバ最大の天敵。
 
更なる大物を狙って早いとこ次戦に臨みたいところだが…。